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Ry0TAの日記

2009-10-05

日本語版ウィキペディア・トランスジェンダー関連項目でジョグジャカルタ原則

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日本語インターネット上でジョグジャカルタ原則が話題に上ることは、決して多くないのだが。

  

遅ればせながら、日本語版ウィキペディアの項目「性自認」「性同一性障害」で、ジョグジャカルタ原則が取り上げられていることを知った。

履歴を確認すると、2009年9月1日からだ。

いずれもジョグジャカルタ原則がトランスジェンダーに保証している権利・尊厳をよく説明した解説になっている。

  

性自認

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E8%87%AA%E8%AA%8D

  

冒頭の概説の箇所で、ジョグジャカルタ原則が次のように言及されている。

  

概説

  

性自認が身体に苛まれる代表的な現象としては現在日本において一般に性同一性障害と呼ばれているものがある。これは、身体的には男女のいずれかに属するにも拘らず性自認が身体的性別とは食い違っている事例をいう。こうした身体と異なる性自認を持つ者の人権を保障するため、国際人権法の専門有識者が2006年11月6日から9日にかけてインドネシアのジョグジャカルタの国際会議で議決した「ジョグジャカルタ原則(en:Yogyakarta Principles)」の第3項目においては「すべてのものはいかなる場所においても法の前で個人として承認される権利を有する。多彩な性的志向と性自認を持つ人々は生活のすべての側面において法的受容を享受する。各個人の自己規定された性的志向と性自認はその人の人格を完成させるものであり自己決定、尊厳、自由の最も基本的な側面である。いかなる者も性別適合手術、不妊治療、或いはホルモン療法といった医療行為をその性自認の者として承認されるためとしては強制されない。婚姻している或いは親であるといったいかなる身分もその者の性自認の承認を妨げない。いかなる者も性的指向や性自認を揉み消したり、抑圧したり否定したりするよう圧力をかけられない。」と明記され掲げられるに至った。さらにこのジョグジャカルタ原則においては、性的指向や性自認による雇用の権利や社会保障の権利の制約や社会における全ての差別、暴行、拷問などの不当な扱いを禁止し、さらにそうした迫害を受けた際の亡命などの救済措置についても定められている。

この「ジョグジャカルタ原則」に先立って、2004年英国において身体とは異なる性自認を持つ者の人権を保障するため性別適合手術を受けていなくとも法的性別変更を認める「ジェンダー公認法(en:Gender Recognition Act)」が成立し施行された。

  

ここで引用されているジョグジャカルタ原則第3項目とは、「法の下での承認に関する権利」。

仮日本語訳

http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20070924#1190613756

  

また、「ジョグジャカルタ原則においては、性的指向や性自認による雇用の権利や社会保障の権利の制約や社会における全ての差別、暴行、拷問などの不当な扱いを禁止し、さらにそうした迫害を受けた際の亡命などの救済措置についても定められている」とあるが、これの典拠は以下の通り。

雇用については、原則12「労働の権利」

http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20070928#1190937282

社会保障については、原則13「社会的安全とその他の社会的保障に関する権利」

http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20070928#1190937281

差別・暴行・拷問などの不当な扱いの禁止については、原則5「個人の安全に関する権利」および原則10「拷問と残酷及び非人道的又は侮辱的取り扱い又は処罰からの自由に関する権利」

http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20070925#1190727452

http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20070927#1190898389

迫害を受けた際の亡命などの救済措置については、原則23「難民庇護を求める権利」

http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20071001#1191240492

  

「性同一性障害」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E5%90%8C%E4%B8%80%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3

  

こちらは3ヶ所でジョグジャカルタ原則が保証している権利に言及している。

  

医学的対処法

精神科領域の治療

  

性自認を身体に一致させる方向の精神療法(かつて米国で行われた異性装に際しての電気ショック療法に代表される)が正しく、また低コストであると考える人も未だにいる。しかしそれは全くの誤りであり、倫理学的理由から現在の精神療法は性自認の変更を目的としていない。

  (略)

性自認が人格のあり方を基礎づけていることを考慮すれば、変更が可能であったとしても、それはあくまで多数派の価値観の礎として個人の人生と感覚に干渉する人権蹂躙行為であり、当事者にとっては自己の否定に他ならない。この点で倫理的には許されない。2006年11月に国際人権法の専門有識者がインドネシアのジョグジャカルタで議決した「ジョグジャカルタ原則(en:Yogyakarta Principles)」においてもこれは明確に禁じられている。(性自認の項目を参照)

  

「当事者の社会的地位と改名」の節、身分証の性別について—

  

性別移行の当事者の性自認が揺るぎなくその人の正当な人格として認められる場合、その人は心の性別の一員として社会で取り扱われなくてはならない。しかし、今現在も性別適合手術を受け要件を満たさなくては、現在戸籍は勿論あらゆる身分証明を性別はそのままであり、そのことは当事者の名誉や社会参加権を毀損するばかりでなく、その人が社会の一員である以上、社会全体の損失にもなりうる。たとえ性別適合手術を受けていなくとも性別移行者という確か厳格な診断があれば、戸籍以外の身分証明書の性別は新しい性別が記されなくてならない。このことについて既にハリーベンジャミンがその主著「性別移行現象」(1966年刊行)の中で「ある性別適合手術を受けていないMtFの為、米国国務省に女性名と「女性」という性別標記のパスポートを発給するよう診断書とともに依頼し、結果それが受け入れられた。」(勿論出生登録上は「男性」のまま)と記している。国家の威信にかかわる文書である旅券にこのような人格権に配慮した柔軟な対応が既に1960年代からあった証といえる。こうした措置は英国でも国家レべルで実施され、2004年にはそれを強化し、性別適合手術を受けなくとも法的性別の変更を認める「ジェンダー公認法」(en:Gender Recognition Act)が成立した。2006年11月に議決された「ジョグジャカルタ原則(en:Yogyakarta Principles)」の第3項においてもこのことは正当な権利として明記されている。

  

これは原則3「法の下での承認に関する権利」の以下の箇所に相当する。

http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20070924#1190613756

 

c)個人のジェンダー・性別を示すあらゆる公的な身分証明書類−出生証明・パスポート・選挙記録その他の文書を含む−を、個人が内奥で自覚する性自認に対応させることができる手続きの保証に必要な、あらゆる司法上・行政上その他の対策を行う。

  

同節、婚姻している・子どもがある当事者の性別変更について—

「ジョグジャカルタ原則」第3項中の「婚姻している或いは親であるといった社会的地位もその者の性自認の法的承認を妨げない」という規定に関連して、欧州評議会は2009年7月29日付けの文書「人権と性自認」において、欧州評議会加盟国のうち同性結婚を正式に承認しているのはオランダ、ベルギー、スペイン、ノルウェー、スウェーデンの5カ国(2009年現在)のみであるため現に婚姻している性別移行者の当事者が法的性別変更のため離婚を強いられ、とりわけ子がいる場合家族崩壊によりその子への精神的苦痛が生じうることを憂慮している。しかし、2006年7月18日にオーストリア憲法裁判所において、2008年5月27日にドイツ連邦憲法裁判所においてそれぞれ現に婚姻しているMtFの女性への法的性別変更が承認されたことについて「これらの国々において同性結婚が正式に承認される道筋となる」と評価している。(外部リンクを参照)

  

「当事者に対する差別禁止法」の節—

性別移行の当事者が基本的人権を享受し社会の一員として生活して行く中で殊に雇用や職場における場合も含めた差別禁止法は重要である。この点に関して1996年4月30日の欧州司法裁判所の判決は「トランスセクシャルの性別適合による解雇は「雇用、職業訓練、昇進及び労働条件に関して男女平等処遇の原則」を定めた欧州経済共同体指令207号に反する。」という判決が下された。これを受けてにオランダ、北欧諸国を中心に差別禁止法が制定された。英国においても1999年、この判決を踏まえた差別禁止法が制定された。さらに2006年7月29日当時国際連合人権高等弁務官であったルイーズ・アルブールが中心的な役割を果たしたいわゆるLGBTの人権問題を国際法的に明記した「モントリオール宣言en:Declaration of Montreal」においては当事者への差別禁止や社会保障に関連して、「性別適合手術への健康保険適応」や「同性結婚」の必要性も盛り込まれた。同年11月に議決された「ジョグジャカルタ原則en:Yogyakarta Principles」においては性自認による全ての差別禁止や迫害を受けた際の亡命の権利に加えて「性自認は個人の人格を完成させるものであり個人の自己決定、尊厳並びに自由の最も基本的側面」であり「性別適合手術などの医療行為をその者の性自認の法的承認のためとしては強制されない」とし、さらに「何者もその性自認を揉み消したり、抑圧したり、否定するよう圧力をかけられない」と明記された。

  

だが残念なのは、「ジョグジャカルタ原則」の項目がないこと。

  

アムネスティ・インターナショナル日本のサイトにも、2009年2月からLGBTの人権に関するページが開設された。

STOP! LGBTへの人権侵害 - アムネスティ・インターナショナル日本

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2389

  

このサイトでは、アムネスティ・インターナショナルのウェブサイトの「人権について学ぶ—性的指向と性自認」のページが日本語訳されていて、ジョグジャカルタ原則のことが紹介されている。

Learn About Human Rights: SEXUAL ORIENTATION AND GENDER IDENTITY - Amnesty International

http://www.amnesty.org/en/sexual-orientation-and-gender-identity

  

国際法の適用

007年3月、「性的指向と性自認の問題に対する国際法の適用に関するジョグジャカルタ原則」が公表されました。

これらの原則は、国連特別報告者、国内・地域および国際的人権委員会のメンバー、そして前国連人権高等弁務官を含む、人権の専門家グループによって作成され、人権擁護の普遍的広がりを保証するために、国際人権法をレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの人びとが受けた人権侵害に適用しています。

  

性的指向と性自認 - STOP! LGBTへの人権侵害 - アムネスティ・インターナショナル日本

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2391

  

(しかし、ジョグジャカルタ原則ウェブサイトへのリンクもないのはどうかな?と思ったりする。原文のページにないせいだけれど、ただ和訳するだけじゃなく、リンクを追加すればいいのに)

  

こうして、セクシュアリティにかかわる人権問題を扱うグローバル・スタンダードを作ろうとしている原則がある、という情報が、日本語でもキャッチできるようになってくる。

いいかげん、ウェブ上でジョグジャカルタ原則について知ることができる確かな日本語ソースが、必要じゃないだろうか。

LilykittyLilykitty2009/10/26 21:07日本語版ウィキぺティアの「ジョグジャカルタ原則」の項目を作成いたしました。持病など悪条件が重なり作成が大幅に遅れてしまい申し訳ありません。まだまだ不十分なので加筆していきたいです。これらの情報が少しでも当事者の皆様のお役に立ちますように祈ります。

LilykittyLilykitty2009/10/28 09:00ウィキぺティアの「ジョグジャカルタ原則」の項目の作成が大幅に遅れてしまったことを改めてお詫び申し上げます。前文や第16原則の「すでに教育制度で差別を被ってしまった当事者に対する救済措置を含む生涯教育を受ける権利」など重大な部分が欠如していたので加筆いたしました。それでもまだまだ不十分ではありますか、性提言の重大事項はしっかり押さえたつもりです。このジョグジャカルタ原則についてはすでに、有識者も含めた日本の人々に紹介、説明してまいりましたのに、まったくいまだに反響がありません。この原則は「世界人権宣言」や「国際人権規約」に並ぶ極めて重大かつ深刻に受け止めて遵守すべき国際人権法であるにもかかわらず、これはいったいどういうことでしょうか。性別適合手術の問題といい、法的性別変更の問題といい、この国はいったいいつから人の心の尊厳を踏みにじる悪魔のような人ばかりになってしまったのでしょうか。これには私自身にも責任があると思い、絶望に打ちひしがれる毎日です。

Ry0TARy0TA2009/10/29 01:38>Lilykittyさん
はじめまして、コメントありがとうございます。レスが遅くなって、失礼しました。
このエントリで紹介したウィキペディア項目「性同一性障害」「性自認」でジョグジャカルタ原則の紹介を加筆されたLilykittyさんからコメントをいただけるとは、光栄です。
そして、「ジョグジャカルタ原則」の項目、ほんとうにありがとうございます。
「性自認」「性同一性障害」でのジョグジャカルタ原則への言及にかなり感激(?)してしまい、この日記を書いたのですが、「ジョグジャカルタ原則の項目もあればいいのに」と無責任に他力本願なことを書いてしまったので、Lilykittyさんご本人からこのたびの項目作成をわざわざお知らせいただいて、ひたすら恐縮しております。
  
拝読しましたが、非常にわかりやすい、ジョグジャカルタ原則の役割を押さえた解説で、また感服した次第です。
  
これまではジョグジャカルタ原則についての情報ってほんとうに少なくて、ウェブ検索すると、ゲイジャパンニュースなどわずかな紹介を除けば、ジョグジャカルタ原則に反対しているNGOが発信している偏った情報の日本語訳がヒットしてしまうという状況だったので、ちゃんとした情報がウェブ上で読めるようになったのは、ほんとう有益だと思います。ありがとうございました。また、自分のメイン・ブログのほうでも、紹介させていただきたいと思います。
    
>このジョグジャカルタ原則についてはすでに、有識者も含めた日本の人々に紹介、説明してまいりましたのに、まったくいまだに反響がありません。
  
ほんとうに残念なことですよね。人権という議論がしにくく、どちらかというと温情主義的なやりかたが受け入れられやすい社会的傾向のせいかもしれませんが・・・。
Lilykittyさんも挙げておられる、昨年の国連の声明や、インドのソドミー法廃止判決など、ジョグジャカルタ原則の役割を抜きには語れない変化は世界で次第に出てきているのですから、日本もこれを無視できないんじゃないかなと思います。
僕も素人ですが、少しずつでも勉強していきたいです。
  
またLilykittyさんのご活躍を楽しみにしておりますが、お体にはお気をつけて、重々お労りください。

2009-06-29

非トランス特権チェックリストThe Non-Trans Privilege Checklist

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もうひとつのシスジェンダー特権チェックリスト

http://www.amptoons.com/blog/archives/2006/09/22/the-non-trans-privilege-checklist/

より拝借。

時間があるときに少しずつ日本語化してみる。

  

23) People do not use me as a scapegoat for their own unresolved gender issues.

23)未だ解決しないジェンダー問題のために世間は私をスケープゴートとして利用したりしない。

  

というのは、厳しい批判だ。

[I was following links to different "privilege knapsacks"(*1) (via Shrub.com's sidebar, and also via this post at New Game Plus), but the link to the "non-trans privilege checklist" had died. I found the text in the google cache, but since that might not persist, I decided to reprint it on "Alas" to keep it available.

違う「特権ナップサック」(Shrub.comのサイドバーから、そしてNew Game Plusのこのポストから)のリンクを張っていたのですが、「非トランス特権チェックリスト」のリンクは切れてしまっていました。私はグーグル・キャッシュでそのテキストを見つけたのですが、キャッシュも残るとは限らないので、いつでも入手可能なよう「Alas」でリプリントすることに決めました。


I also considered renaming this "The Cisgendered Privilege Knapsack," because I like the word "cisgendered" and would like to propagate it, but the original author (whoever it is) called it the non-trans privilege checklist, and who am I to change that?

また、このリストの名前を「シスジェンダー特権ナップサック」に変えようかと思いました。私は「シスジェンダー化した(cisgendered)」という言葉がいいと思うし、この言葉を広めたいと思っているので。しかし、もとの作者が(それが誰であれ)このリストを「非トランス特権チェックリスト」と名づけたのですから、私がそれを変えるというのは変です。


Author unknown. If you happen to know who wrote this, please let me know in comments. Like all the "privilege checklists," this owes a debt to Peggy McIntosh's White Privilege: Unpacking the Invisible Knapsack. --Amp]

作者は不明です。もしこのリストを誰が書いたのか分かったら、コメント欄で知らせてください。あらゆる「特権チェックリスト」と同様、このリストもペギー・マッキントッシュの「白人特権(White Privilege: Unpacking the Invisible Knapsack)」を参考にして作られています。


(*1)Which are universally referred to as "privilege checklists," and that's pretty much my fault, I fear. But McIntosh, who started it all, called it "unpacking the privilege knapsack."

(注1)一般的には「特権チェックリスト」と呼ばれるもので、これは私の大きな間違いだったんじゃないかと思います。しかし、これらの特権リストを始めたマッキントッシュは、これを「特権ナップサックを開ける」と呼んでいます。


The Non-Trans Privilege Checklist


1) Strangers don’t assume they can ask me what my genitals look like and how I have sex.

1)赤の他人が、私の性器がどんな格好をしてるかとか、私がどうやってセックスをするのか、私に訊いてもいいと思うわけがない。


2) My validity as a man/woman/human is not based upon how much surgery I’ve had or how well I “pass” as a non-Trans person.

2)私の男/女/人間としてどうか、という問題は、私がどのぐらい整形外科手術を受けたかとか、非トランスのようにどれだけ上手に「パス」しているかということとは、関係ない。


3) When initiating sex with someone, I do not have to worry that they won’t be able to deal with my parts or that having sex with me will cause my partner to question his or her own sexual orientation.

3)誰かとセックスするとき、相手が私の体を扱いかねるんじゃないかとか、私とのセックスで相手が自分の性的指向を疑い出すんじゃないかという心配はしない。


4) I am not excluded from events which are either explicitely or de facto* men-born-men or women-born-women only. (*basically anything involving nudity)

4)明らかに、あるいは事実(要するに裸になることを含むなにか)として、男に生まれた男、女に生まれた女だけを対象にしたイベントから閉め出されることはない。


5) My politics are not questioned based on the choices I make with regard to my body.

5)自分の体のことでどういう選択をするかで、政治的見解を疑われたりしない。


6) I don’t have to hear “so have you had THE surgery?” or “oh, so you’re REALLY a [incorrect sex or gender]?” each time I come out to someone.

6)誰かにカミングアウトしたとき、「では、あなたは"アノ"手術をしたんですね?」「まあ、ではあなたは"ホントウ"は(違う性別、ジェンダーなんですね)?」という言葉を聞かなければいけないということはない。


7) I am not expected to constantly defend my medical decisions.

7)常に自分の医療上の決定を守ることを求められてはいない。


8) Strangers do not ask me what my “real name” [birth name] is and then assume that they have a right to call me by that name.

8)赤の他人から私の「本名」(生まれたときの名前)を訊かれたり、その名前で呼んでいいかどうか確かめられたりしない。


9) People do not disrespect me by using incorrect pronouns even after they’ve been corrected.

9)人々が間違っていると指摘されてもなお違う代名詞を用いて私を侮辱してくることはない。


10) I do not have to worry that someone wants to be my friend or have sex with me in order to prove his or her “hipness” or good politics.

10)人が私と友人になりたがったり、体の関係を持とうとしたがるのは、その人が自分の「カッコよさ」や政治的な正しさを示したいからじゃないかと心配しなくてもいい。


11) I do not have to worry about whether I will be able to find a bathroom to use or whether I will be safe changing in a locker room.

11)自分が使えるバスルームがあるかどうか、更衣室で安全に着替えが出来るかどうか、心配しなくてもいい。


12) When engaging in political action, I do not have to worry about the *gendered* repurcussions of being arrested. (i.e. what will happen to me if the cops find out that my genitals do not match my gendered appearance? Will I end up in a cell with people of my own gender?)

12)政治的な活動に加わるとき、逮捕されたときの性別に関する影響(もし警察が私の性器が外見的性別と一致しないと気づいたら?同じ性別の人と一緒に房に入れられることになるのか?)を心配する必要はない。


13) I do not have to defend my right to be a part of “Queer” and gays and lesbians will not try to exclude me from OUR movement in order to gain political legitimacy for themselves.

13)自分が「クィア」の一部だという自分の権利を守らねばならない必要はないし、ゲイやレズビアンが自分たちの政治的な正当性を獲得するために「わたしたちの」運動から私を排除することはない。


14) My experience of gender (or gendered spaces) is not viewed as “baggage” by others of the gender in which I live.


15) I do not have to choose between either invisibility (”passing”) or being consistently “othered” and/or tokenized based on my gender.


16) I am not told that my sexual orientation and gender identity are mutually exclusive.


17) When I go to the gym or a public pool, I can use the showers.


18) If I end up in the emergency room, I do not have to worry that my gender will keep me from receiving appropriate treatment nor will all of my medical issues be seen as a product of my gender. (”Your nose is running and your throat hurts? Must be due to the hormones!”)


19) My health insurance provider (or public health system) does not specifically exclude me from receiving benefits or treatments available to others because of my gender.


20) When I express my internal identities in my daily life, I am not considered “mentally ill” by the medical establishment.


21) I am not required to undergo extensive psychological evaluation in order to receive basic medical care.


22) The medical establishment does not serve as a “gatekeeper” which disallows self-determination of what happens to my body.


23) People do not use me as a scapegoat for their own unresolved gender issues.

2009-04-06

バイセクシュアル、トランスジェンダーの聖職者(キリスト教)

| 23:08 | バイセクシュアル、トランスジェンダーの聖職者(キリスト教) - Ry0TAの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - バイセクシュアル、トランスジェンダーの聖職者(キリスト教) - Ry0TAの日記

  

More Light on Bisexuality and Transgender

HTMLで読む

  

2002年

長老派の牧師、

The Reverend Susan Craig

The Reverend Erin Swenson

の対談。

  

Susan Craig師はバイセクシュアル、2008年にパートナー(同性の)と結婚したこの方だろう。

Clergy and Same-Sex Marriage - June 27th, 2008 - Religion & Ethics

Erin Swenson師は、MtFトランスセクシュアル

The Reverend Erin K. Swenson, Th.m.. Ph.D.

  

キリスト教と性的少数者の問題、とりわけ聖職者の問題は、「同性愛」やレズビアン・ゲイにばかり関心が偏りがちだ。

「バイセクシュアルとトランスジェンダーにもっと関心を向けよう」

という主張は、重要で興味深い。

トランスジェンダーの聖職者(キリスト教・ユダヤ教)

| 16:33 | トランスジェンダーの聖職者(キリスト教・ユダヤ教) - Ry0TAの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - トランスジェンダーの聖職者(キリスト教・ユダヤ教) - Ry0TAの日記

  

キリスト教会の聖職者叙任問題で、「同性愛者(であることをカムアウトしている)か否か」はシンボリックな論争点として大きく取り上げられる。が、トランスジェンダー聖職者については、十分に注目されていない印象を受ける。

トランスジェンダーの聖職者叙任について、ウェブ上で見つかる情報を集めてみる。

Trans Christians

 トランスジェンダーとキリスト教の様々な問題に取り組むためのリソース

  

アングリカン・コミュニオン(聖公会)

Anglican Church - Trans Christians

  

英国国教会

英国国教会のトランスジェンダーに対する偏見は大きいが、女性司祭按手が認められて以来(1994年)、5人の聖職者が性別移行しているそうだ。

  

Carol Stone師

ブリストル教区主管者代理(vicar)、46歳のとき女性にトランスしたが、聖職を続けることを認められた。

Vicar can carry on preaching after sex change (Daily Telegraph)- Press for Change: Campaign for Respect and Equality of All Trans People

2000年6月20日。ブリストル主教は、「no ethical or ecclesiastical legal reasons why the Rev Carol Stone should not continue in ministry in the Church of England」と述べている。

Anglican vicar returns to work as a woman - ioL

2000年11月29日

  

Sarah Jones司祭

MtFトランスセクシュアルであることを公表し、2004年に執事に、2005年に司祭に按手された。

Sarah Jones – greenbelt_festival

 Jones司祭のプロフィール。

Evangelical Alliance Condemns Ordination of Transsexual in Church of England – September 29, 2005 – Christian Today

 2005年9月29日。保守派の按手への反対について。

Bishop defends transsexual curate – BBC News

 2005年9月24日。Jones司祭按手の報道。主教はJonesさんの支持を表明した。

Being transsexual within the Church of England – BBC: Woman’s Hour

 2005年11月1日。Jones司祭のインタビュー

Transgender Priest Speaks Out - Peterson Toscano's A Musing

  

プロテスタント諸派:ルーテル教会

The Lutheran Church - Trans Christians

  

Jay Wilson牧師

ジェンダークィアのtransman。2008年12月に按手され、サンフランシスコのFirst United Lutheran Churchで奉仕。

Openly transgender minister ordained – Extraordinary Lutheran Ministries

2009年1月6日記事。

  

プロテスタント諸派:長老派教会

The Presbyterian Church - Trans Christians

  

Erin Swenson牧師

MtFトランスセクシュアル、1996年に按手された。→参照

http://www.youtube.com/watch?v=vzDGzbZICA0

 2007年11月20日の「トランスジェンダー追悼の日」のビデオ

  

プロテスタント諸派:メソジスト教会

The United Methodist Church - Trans Chiristians

Trans Christiansによれば、合同メソジスト教会はトランスジェンダーに対して特に公式の方針を持ってこなかった、という。

  

Drew Phoenix牧師

2006年、女性から性別移行し、男性として聖職を続けることを認められた。

Transgender pastor prompts uneasy questions for Methodists - 10/18/2007 - USA Today 

  

しかし、2002年、女性に性別移行したRebecca Ann Steen牧師は、教会を去らねばならなかった。

Transsexual Methodist Minister Resigns - 7/2/2002 - tgcrossroad org

Complaint filed against sex-change pastor. (News). - June 19 2002 - Articles Archives 

  

プロテスタント諸派:Metropolitan Community Church

Metropolitan Community Church - Trans Chirsitians

Metropolitan Community Church - en.Wikipedia

メトロポリタン・コミュニティ・チャーチは、トランスジェンダー聖職者を按手した最初の教会。

1968年に性的少数者のための教会としてロサンジェルスで設立され、現在、23カ国に250の教会・信徒団を持つ(en.Wiki)。

  

MCCのSky Anderson師、2007年の説教ビデオ。

http://www.youtube.com/watch?v=CSzVfAb9l4E

  

    

ユダヤ教

Transgender Clergy: The Osgood File (CBS Radio Network): 9/25/03 – ACF News Source

 2003年9月25日。FtMトランスジェンダーのラビ志願者、Reuben Zellmanさん。

Transgender Jews Now Out of Closet, Seeking Communal Recognition

 2009年1月1日。ラビ就任6ヶ月前にカムアウトしたElliot Kuklaさん。  

Looking to traditional texts, transgender Jews cross halakhic lines - HAARETZ.com

 ハアレツ紙の同じニュース

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2009-04-05

森高至貴さんの仕事

| 10:48 | 森高至貴さんの仕事 - Ry0TAの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 森高至貴さんの仕事 - Ry0TAの日記

  

森高至貴さんの論文や学会報告について、ウェブ上の情報を集めてみる。

学会報告「「性的差異」の技法化に向けて――タチ/ネコという用語系を手がかりに――」

 日本社会学会第80回大会(2007年11月17日(土)-18日(日) 於関東学院大学金沢八景キャンパス)

http://www.gakkai.ne.jp/jss/research/conf80_pmain.html

  

書評「個体化主義の陥穽:佐倉智美『性同一性障害の社会学』を読む」

『書評ソシオロゴス』3(2007)

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slogos/review/review0301moriyama.pdf

  

論文「懸命にゲイになるべき」か?――雑誌『Badi』にみるセクシュアリティとライフスタイルの関係性」

『論叢クィア』1(2008), pp. 76-98.

http://queerjp.org/journal.html

  

論文「技法としての「性的差異」」『相関社会科学』 17(2008.3)

http://www.kiss.c.u-tokyo.ac.jp/research/kodomo.html

  

書評「素通りされるクィアネスを再び擁護するために―絲山秋子『エスケイプ/アブセント』をクィアに読む 」

『比較文学・文化論集』25

http://fusehime.c.u-tokyo.ac.jp/students/ronshu.html

  

学会報告「人を選り好みすることとしての愛-その決定論的性質を考慮した研究のために」

 日本社会学会第81回大会(2008年11月23日(土)-24日(日) 於東北大学)

http://www.gakkai.ne.jp/jss/research/point/01/001_057.pdf

http://www.gakkai.ne.jp/jss/research/conf81_p.html



鶴田幸恵さんの仕事

| 10:32 | 鶴田幸恵さんの仕事 - Ry0TAの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 鶴田幸恵さんの仕事 - Ry0TAの日記

  

トランスジェンダー論・ジェンダー論について興味深い仕事をしておられる鶴田幸恵さんの学会報告や論文について、ウェブ上の情報を集めてみる。

  

ReaD研究者-鶴田幸恵

奈良女子大学-鶴田幸恵

  

  

学会報告「「真のTS(トランスセクシュアル)」をめぐる実践と精神療法」

 関東社会学会第49回大会(2001) 第5部会:戦後日本〈トランスジェンダー〉の社会学

http://wwwsoc.nii.ac.jp/kss/congress/49/points_section05.html#report_05

  

論文「第6章 「金八」以降の知識の広まりは何をもたらしたか──FtMカテゴリー使用の論理── 」

 石田 仁 編 『性同一性障害──ジェンダー・医療・特例法』2008年9月30日・御茶の水書房 刊、ISBN:978-4-275-00806-0

http://www.geocities.jp/webhitoshi/gid_contents.html

ここのところ、女性から男性へのトランスジェンダー・性同一性障害であるFtMの数が、「増えている」という。それは、2001年10月から2002年3月にかけてTBSで放送された「3年B組金八先生第6シリーズ」以降のことだと、インタビューをしたFtMたちは断言する。そのドラマでFtMが取り上げられたのを見て、自分がFtMだと思うようになった人が多く現われた、というわけだ。FtM人口が増えるのに伴って登場したとされるのが、“なんちゃって”と呼ばれる人びとだ。“なんちゃって”は、FtMの下位カテゴリーであり、FtMコミュニティのなかで、時には暗に、時にはあからさまになされる批判の対象となっている。“なんちゃって”とはどういう人のことなのだろうか。“なんちゃって”とそうではないFtMは、同じように自分を女ではないとカテゴリー化するという共通点を持ちながら、どのような差異を持っているとされているのだろうか。すなわち、“なんちゃって”とそうではないFtMは、どのような基準によって異なるカテゴリーだとされているのだろうか。それを、トランスジェンダー・性同一性障害当事者へのインタビュー・データをもとに記述しようというのが、本稿の目的である。

はじめに──“猫も杓子もFtM

I “なんちゃって”の登場

 1. “モラトリアム”期間の産出

 2. 困った存在の意味

II 男らしさ

 1. 「男」としての一貫性

 2.  「自然」な「男らしさ」

III ヘテロセクシュアリティ──「レズビアンのタチ」との差異化

 1. 男性ホルモン注射を打つ“真剣”さ

 2.  レズビアンとの恋愛の拒否

おわりに

2009-04-04

「トランスジェンダーの日」

| 22:40 | 「トランスジェンダーの日」 - Ry0TAの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「トランスジェンダーの日」 - Ry0TAの日記

4月4日が雛祭り(3月3日)と端午の節句(5月5日)の「中間」の日だという理由で「オカマの日」というギャグがあるが、誰が言い出したのか。

  

だが今日メモ&ブクマしておきたいのは、4月4日が「トランスジェンダーの日」ということのほうだ。

前から気になっていたのだが、ちゃんと情報をあつめたことがなかった。

  

ちょうど10年前の1999年2月、「TSとTGを支える人々の会(TNJ)」が、「日本記念日協会」に対して4月4日を「トランスジェンダーの日」とする申請を行った。

  

今日の記念日-日本記念日協会

  

今日はこの↑ページで、以下の「記念日の由来」の説明を読むことが出来る。

  

●記念日の由来

トランスジェンダーとは自分の身体の(解剖学的な)性別やそれに属する社会的、文化的性別に対して強い違和感や不快感を感じている人達の総称。性同一障害やトランスジェンダーの当事者や支援者を中心に、交流や情報交換、社会的な対応の改善などを目的として活動する「TSとTGを支える人々の会」が1999年2月に制定した日。3月3日の桃の節句(女の子のお祭り)、5月5日の端午の節句(男の子のお祭り)の間にあるこの日を「性別とは何か」「男と女」だけでは捉えきれない性の多様性について社会的な理解を深めてもらうための日としている

  

最初の「トランスジェンダーの日」である同年4月4日、日刊スポーツが「4月4日は"オカマの日"」という記事を掲載し、TNJが抗議文を送る、という事件があった。

  

日刊スポーツ1999年4月3日号21面記事 「4月4日は"オカマの日"」への抗議及び同記事の訂正に関する要求-TSとTGを支える人々の会

  

トランスジェンダー当事者の間では多くの批判もあったと聞いている。

まさに「4月4日=女の子の日と男の子の日の間="オカマ"の日!!(笑)」という笑いが、偏見を塗り重ねトランスジェンダーを傷つける恐れがあるから、だろう。

    

国際的なアクティヴィズムのなかでは、11月20日が「トランスジェンダー追悼の日」とされている。

Transgender Day of Remembrance - en.Wikipedia

1998年にヘイトクライムで殺された黒人のトランスジェンダーRita Hesterさんを記念した日だ。

Rita Hester - Remembering Our Dead - Gender Org

  

しかしそのアクションのやり方を、macskaさんは批判されている。

トランスジェンダー追悼イベントの不愉快 - macska dot org

  

日本の「トランスジェンダーの日」は、LGBT当事者のあいだで、特に意味を持っているようには見えない。

  

けれど、記念日の意味についての上掲の文章は毎年この日にウェブに登場する。「今日は何の日?」のようなネタに関心のあるサイトやブログは多いから、少なからず転載もされている。

  

日刊スポーツのように「なるほど"オカマ"の日か!」と残酷な笑いを浮かべる人もいるかもしれないが、「4月4日=オカマの日」ネタで笑いかけていた顔を真面目にする人もいるかもしれない。

  

それは何かを穿つ細い水流のようなものを少しずつ注いでいるだろうか?

  

いわゆる「4月4日」問題-トランスジェンダーなページ-窪田理恵子のホームページ

 窪田理恵子さんが、「トランスジェンダーの日」についての考えを述べておられるページ。