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Ry0TAの日記

2009-10-31

誕生日

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昨日はハロウィーンで、はてなサービスが「はてなスター」を「はてなカボチャ」にした日だったらしいが、個人的には誕生日だった。

  

仕事のあと相方と落ち合って、外で食事をして帰宅したら、相方の電話に彼のお母さんからの留守電が入っていた。

いろいろな家族同士の用件だったらしいが、それと一緒に、僕の誕生日についてもメッセージを入れてくれていた。

  

誕生日を憶えていてくれたのにびっくりしたが、思えばそうなった経緯はある。

  

8月に海外出張に行ったのだが、出張先の名産のガラス細工を相方の実家へのお土産に買ってきた。これまでも出張で珍しそうなものが手に入る場所へ行ったときは、ちょっとしたものを買って送ったり、彼の帰省のときに持って行ってもらったりしていたのだけれど、いつも食べ物とかお茶とか後腐れ無く消えて無くなってくれるものばかりだったので、勢いで買ったとはいえ初めて形の残るものを贈るのは、なんだか気が引けた。というわけで、相方と相談して、9月のお母さんの誕生日プレゼントを、彼のために僕が出張先で買ってきた、ということにしてもらった。

そのときも彼のところに2人宛てにお礼がきて、ついでに、僕の誕生日がいつなのか尋ねられた。それはそれでなんとなく嬉しかったが、まさかわざわざ当日に電話をもらえるとは思わなかった。

  

少し非常識に遅い時間だったが、相方に電話をしてもらい、途中で替わってもらって、お礼を言った。

大したことを話すわけじゃなく、かれらと僕の唯一の共通の話題、相方が仕事と大学の兼業人生をどれほど頑張っているかを少し話して、受話器を返した。

相方の家族と話したのは、ものすごく久しぶりだ。緊張したが、ありがたかったし、嬉しかった。

  

  

僕が相方の家族に会ったのは、僕らがつきあい始めたころだ。

このあたりの経緯はゴチャゴチャしているので詳細は省くが、きっかけは、「病院」だった。相方が過労で倒れて入院したとき、つきそっていた僕が彼の家族に連絡を取ったのである。

そのころの僕は彼の「パートナー」とか言えるほどの立場じゃなかったので(今もそうか分からないが)、病院に言われるまま速効で彼の実家に電話したが、そのせいで相方は(病身で大変なときに)家族の知らなかった「友人」のことをご両親に説明するはめになった。

  

相方が家族にどのような話をしたのか、僕はまったく知らない。だが、想像でもあるていど確実なこととして言えるのは、カミングアウト、とくに家族へのカミングアウトは単に告げて終わるものじゃない。相手に伝わるまで、場合によっては何年もかかるということだ。

もともと相方は、これまで大学でも職場でもカムアウトしたことも、するつもりもないという人だ。だが、家族にカムアウトするというハードルが高い仕事を、時間をかけてやり続けた。今もやっている、と言うべきかも知れない。散々騒ぎ、好きな相手にはカムアウトするが、親にはクローゼットで、なにごとも中途半端な僕とは違う。

  

とはいえ、しばらくのあいだは、なにもなかった。しかし、あちらは僕の存在を知っているわけで、大事な息子の身近にいる奴が、いい年をした大人なのに知らんふりでもしているように黙り込んでいるという状況には、なんだか気が引けた。

そこで、職場で手に入る展覧会の招待券を送ったり、年末年始に彼が帰省するときは、菓子折を持って行ってもらったりした。要するに、「遠くで壁の後ろからサッと顔を出してちょっと手を振る」的なセコいことをして、僕なりの礼儀(といえるようなものか、分からないが)を示そうとしたのである。しかし、本来なら僕が関わるところじゃない相方と家族の関係に強引にねじ込むようなことをしたわけで、彼が承知してくれたからこそできたことだ。相方の妹の引っ越しで、兄貴が運転手と労働力を依頼されたとき、一緒に手伝いに行ったこともある。

  

僕が相方の家族と連絡を取るようになったのは、一昨年から昨年、彼が海外赴任で7ヶ月海外に行ったときだ。彼にとっては、もちろん仕事だが同時に研究のための現地調査でもあるという、念願叶っての赴任だった。あの頃の彼がどれほど努力していたか、遙か遠くからでも怖いぐらいに感じられるほどだったから、僕なんかには説明できない。住居を引き払った相方が僕に荷物を預けていったこと、僕が彼と連絡をとっていたこともあって、僕は彼の両親と連絡を取りあい、話し合う機会が何度かあった。ご両親が彼の赴任先を訪ねたときは、旅行の手配を少し手伝ったりもした。

  

そんなことがあったせいで、相方が帰国して一緒に暮らすようになっても、たぶん、「成り行き」的に受け入れられた(のだと思う。だといいのだが)。

  

相方がときどき言うことだが、彼の家族はべつに、同性愛者がいることや、息子がゲイである事実を理解した、というわけではないらしい。

ただ、これはあくまで僕の想像だけれど、ここ数年での彼の大学院への進学や海外赴任を通して、彼の両親は息子が選んだ生きかたを全面的に信頼して認めるようになったのではないか。彼の海外赴任中に彼の家族と接したときの、僕の印象だ。彼の家族は、彼が自分の人生に責任を持って生きていることを信用している。そしてその隅のあたりには、僕のことも入っている、というのが今の状態だと思う。

  

相方の家族と会ったり話したりするわけではない。ただ、出張に出ると、彼の実家にもお土産を送る。そのたびに礼を伝えてきてくれるし、相方に送ってくる荷物に「僕にも」と言ってコーヒーや珍しい食材を入れてきてくれる。

  

こんな言いかたは失礼かもしれないが、僕らは距離を保ちながら、だがつながりは絶やさないような努力をしているのではないだろうか、と思う。

相方の家族がそれをどう感じているか、僕には分からないけれど、僕にとってはとてもありがたいことだ。もしまた彼が、病気や怪我をしたら?僕は一人で外で待ちたくないし、そのとき、こうして彼が僕を彼の家族につないでくれていることが、僕を助けてくれるんじゃないかと期待している。僕がいつまで相方の側にいれるのかは分からないけれど、少なくとも今の僕には、それはすごく大切なことだ。

  

「パートナーの家族との関係」という問題は、べつに性的少数者に限ったことじゃない。法的・社会的に堂々とパートナーシップが保障されている規範異性愛者だって、「人間関係を築く」ことの労力や困難については少しも変わらないし、むしろ、「妻」「夫」といった役割の規範や社会慣習に厳しく縛られているように思う。

だが、同性愛者の場合は、モデルのないところで手探りで関係を作らなければならない。その頼りなさや不安は、決して小さくない。

  

家族と良い関係を持たなければならない、とは別に僕は思わない。急いで切ったほうがはるかに健全な家族関係も珍しくないし、「家族の絆は大切」というのは、それが個人を苦しめるならただの呪いでしかない。「家族に認められるにこしたことはないから」という優しい気遣いに聞こえる言葉が、ときにどれほど酷い犠牲を強いるか、僕は見たことがあるし、自分でも経験した。

肉親関係や人間関係という、場合によっては非常にリスキーなものに人が依存しなければならない、人生が左右されてしまうのは怖い、といつも思っている。

でも、とにかく相方は、時間をかけて自分の家族と僕のあいだにパイプを作ることを選んでくれた。そしてそれは、やはり僕の安心、セイフティネットになっている。

  

翻って、僕は?僕はどうしているか?というと、僕は親にカミングアウトしていない。唯一カミングアウトしている兄には、相方とつきあっていること、一緒に暮らしていることを伝えているが、彼を兄に紹介していない。これは僕の家族の拗れた事情もあるのだけれど、相方が僕のためにしてくれているような準備を、僕は彼のために何もできていない。

  

どうするんだろうか。「こうしなければならない」というルールはないが、いずれにしろ自分が生きてきた来し方と向き合い、行く末のために手を打たなければならないときはやってくる。パートナーや肉親とのかかわりも含め、僕という人間はどんなサバイバルを選んでゆくつもりなんだろうか。方向を探しあぐねている僕は、気づけば昨日から33歳のいいおっさんになっている。

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