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Ry0TAの日記

2009-05-18

黙って隠れていれば殴られないんだから

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みやきちさんの、「スラヴィック・プライド09」のまとめエントリを読んで-

  

「黙って隠れていれば殴られないんだから、そうしろ」という意見こそが、性的少数者に対する抑圧であり、暴力です。そうした暴力と戦うために命懸けでスラヴィック・プライドに参加したすべての人に、あたしは心から敬意を表します。

  

いちばん心を打たれた一節だ。が、

  

「黙って隠れていれば殴られないんだから、そうしろ」

  

聞き覚えのある、見たことのある言葉だった。

  

2000年~2005年の東京地裁におけるイラン人ゲイ難民シェイダさん在留権裁判判決だ。

  

朝日新聞】「同性愛死刑」とイラン人の難民申請、東京地裁退ける

男性が来日前は同性愛者であることを隠して普通の生活を送っていたことを踏まえ「訴追の危険を避けつつ暮らすことはできる」と指摘。「自分が望む性表現 が許されないことをもって難民条約にいう迫害にはあたらない」と判断し、原告側の 主張を退けた。

  

共同通信同性愛者、難民と認めず:イラン人男性が敗訴

判決理由で市村陽典裁判長は「自分が望んでいる性表現が許されない、ということは難民条約上の迫害には当たらない」と指摘。「帰国しても刑事訴追の危険を避けることは可能で、格別の不都合はない」と述べた。

  

http://www.kt.rim.or.jp/~pinktri/shayda/articles.html*1

  

日本の司法制度のセリフだったのである。僕らはこれを忘れてはいけない。

スラヴィック・プライド主催者からのメッセージ

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スラヴィック・プライドの中心的なオーガナイザーだったニコライ・アレクセイエフを含むすべてのプライド参加者が釈放されたというニュースをみやきちさんの日記で読み、安堵する。

モスクワのゲイ・プライド・マーチ「スラヴィック・プライド09」で起こったことまとめ - みやきち日記

  

Gays Without Bordersに、5月17日のエントリでスラヴィック・プライド主催者たちのメッセージが載っている。

Slavic Gay Pride, Thanks and Add On – Message From Nikolai Alekseev, Nikolai Baev, Ira Fet and Vlad Ortanov - Gays Without Borders

  

一読して感想は、「強い」。酷い弾圧や侮辱に何年も耐えることをやむなくされている人たちを指して「強い」などと言ってはいけないとは思うが、かれらの冷静な「戦い馴れ」ぶりには、正直舌を巻いてしまう。

  

国連人権委員会は今月はじめ、6ヶ月の猶予でロシアモスクワでのプライド弾圧についての弁明を迫っている。これは来年のプライドに、影響を及ぼすだろうと言われている。

UN Human Rights Committee Gives Russia 6 Months to Justify Gay Picket Ban in Moscow - Gays Without Borders

  

「来年、第2回スラヴィック・ゲイ・プライド(5月中旬、日付未定)が行われるベラルーシミンスクで、そして、2010年5月29日に第5回モスクワ・プライドのモスクワで、お会いましょう。」

  

楽しみに!

  

今日、ベルリンロシア大使館に抗議行動を行ってくれた50人の人たちに感謝します。また、ストラスブールロシア領事官で今日の午後ダイ・インをやってくれたTapagesの活動家たちに感謝します。

We wanted to thank the 50 people who made a protest in Berlin at the Russian Embassy today. Also, to the activists of Tapages who in Strasbourg organized a die-in at the Russian Consulate in the afternoon.

  

また、日曜日の朝、ドイツから、まだ拘留されていたプライド主催者たちのためにモスクワ外交的行動を取るよう外務省に要求してくれたドイツ国会議員Volker Beck氏に感謝します。

We also want to thank German MP Volker beck who managed from Germany to ask his Ministry of Foreign Affairs to make a diplomatic action in Moscow early sunday morning with the names of the organizers still detained.

  

私たちは、EU諸国の大使館(英国スウェーデンオランダフィンランド)に、非常に失望させられました。これらの大使館は、特定の場所で事件を監視するよう、主催側から招かれていました。しかし、かれらはあの事件を見てはいたものの、外交的な行動を起こす理由を見つけることはないままに終わりました。これはつまり、EU諸国の大使館にとっては、ラトヴィアのようなより小さな国では行動しやすく、数カ国の大使館が支援を行いましたが、それがロシアとなると、話は違うということでしょうか。

We are extremely disspointed that the EU Embassies (UK, Sweden, Netherlands, Finland) which had been invited by the organizers to monitor the events on the spot, concluded that despite witnessing the action, they did not find any ground to make a diplomatic actions. It shows that it is easier to act for the EU Embassies in smaller countries such as Latvia where several EU Embassies brought support but when it turns to be in Russia, things are different.

  

私たちはこの件について、ベラルーシ大使館ベラルーシの活動家たちがスラヴィック・ゲイ・プライドに参加したという理由で、かれらに対する救援を拒んだという件とともに、まもなく欧州議会に提起するつもりです。

We will raise this point with the EU Commission shortly as well as the denial by the Belarusian Embassy to grant any assistance to the Belarusian activists on the motives that they were taking part in the Slavic gay pride.

  

英国大使館の代表は、ピーター・タッシェルが逮捕されたあと、極めて速やかに領事官補を差し向けました。一方、合衆国大使館は、アンディ・タイヤーに面会に行くこともなく、実のところ、月曜日の朝まで、その計画もしませんでした。

The UK representative gave consular assistance to Peter Tatchell very fast after he was arrested while the US Embassy did not go to meet Andy Thayer and was actually not planing to do it before monday morning.

  

なによりも、我々は、第4回モスクワ・プライドを、暴力的に弾圧された2006年の第1回のとき以上に詳しく報道してくれたすべてのメディアジャーナリストの方々に感謝したいと思います。もしユーロビジョンの参加者が、モスクワ入りのあとで人権について考えていることをはっきり示してくれていたら、ジャーナリストユーロビジョンについてのすべての記事の中で我々の戦いに言及してくれていたでしょう。

Most of all, we want to thank all the medias and journalists who made the 4th Moscow Pride moe covered than its first violent edition in 2006. If the participants of the Eurovision clearly put the human rights in their pockets after they landed in Moscow, the journalist mentioned our struggle in all the articles about the Eurovision.

  

オランダゲイユーロビジョン参加者ゴードンには、少し失望させられました。彼は我々にプライドに参加すると言ってくれていましたが、木曜日のプレス会議で、主催者が参加するなと言ったので、ついにプライドに参加しないことを決めた、と語りました。我々は彼と直接会ったことはありませんから、これは実のところ、嘘をついたということです。我々は、このシンガーが自分の宣伝のためにスラヴィック・プライドを利用したのを見て、少し失望しました。

A bit disapointed by the Dutch Gay Contestant, Gordon, who told us that he will be in the pride and who said at a press conference on thursday that he finaly decided not to take part in the pride because the organizers told him not to join. This is actually a lie as we have never be in direct contact with him. We are a bit disapointed to see that this singer used the Slavic pride for his own PR.

  

最後に、欧州議会Council of Europeの議長国スロヴェニアが昨夜発表した声明を喜んで受けいれます。少なくとも一度行われたスロヴェニアの意思表明は、明瞭で強いメッセージでした。我々がこの一ヶ月に亘ってCoEにかけた圧力が、功を奏しはじめたものと思われます。

Lastly, we welcome the statement from the Slovenian Presidency of the CoE which was released last night which at least once, his expressing a clear and strong message. It seems that the pressure we put on this institution over the last months started to work.

  

来年、第2回スラヴィック・ゲイ・プライド(5月中旬、日付未定)が行われるベラルーシミンスクで、そして、2010年5月29日に第5回モスクワ・プライドのモスクワで、お会いましょう。

See you next year in Minsk for the second edition of the Slavic Gay Pride (middle of May, date to be confirmed) in Belarus and in Moscow on May 29th 2010 for the 5th Moscow Pride.

  

Nikolai Alekseev

Nikolai Baev

Ira Fet

Vlad Ortanov

*1:第一審判決文。第二審でもまったく変わっていなかったそうだ。