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Ry0TAの日記

2009-05-30

作業中メモ

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やりかけ書きかけのトピックが続々たまっとる。とりあえずメモ。

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2009-05-23

『Law&Order』シリーズのHIV

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『Law&Order:犯罪心理捜査班』(シーズン1第1話)をFOXTVで観る。

  

ストーリーはカリスマ的・冷酷・衝動的な性格を持つ宝石店強盗&殺人犯を天才捜査官が追ってゆく、というものだったが。

  

強い影響力で仲間や恋人を支配する強盗犯アトウッドを網にかけるため、とくに彼に従属しきった恋人ジアに心理的なゆさぶりをかける(このあたりが"犯罪心理捜査"だったのかもしれないが)ために、主人公のゴーレン捜査官が使ったのが、「アトウッドはHIV陽性、アナルセックスを強要されているジアも感染している」という「ウソ」だった。アトウッドに支配されていたジアは、これでアトウッドを裏切る。

  

僕はHIV当事者ではないが、HIV治療中の知人もいるし、学生時代少しボランティアをやっていたとき、いろいろなことをHIV陽性の先輩たちに教えてもらった大切な経験もあって、HIVエイズがどう表現されているのか?ということが、どうしても気になってしまう。

  

このドラマには、なんとも言えないしこりを感じた。

刑務所でHIV感染することは恐らく現実に起こりえる(起こっている)だろうと思うし、「アナル・セックスで人を支配する」というのも、そういう考えかた、感じかたをする人もいるだろう、と思う。

だが、人間の「HIVへの恐怖」や「自分に感染させた相手への憎しみ」を人を操る道具に使ったことに、責任を感じる態度があってもよかったのではないか。

HIVエイズや「感染源」となる人への恐怖や憎悪は、メディアや社会の中で振り回され、何人もの人を斬り殺してきた「血刀」のようなものだ。血の滴る「血刀」を振り回して人を脅す、たしかに「効果的」には違いないし、ドラマはそういう、犯人逮捕のためならどんな手も使う捜査官たちの「ドライさ」を見せたかったのかもしれない。だが、探偵や捜査官がズルさ悪賢さを発揮するドラマが好きな僕も、これには抵抗を感じた。上手く言えないが、そのドライさは格好の良いものではなく、「信用できない」タチのものに思えた。

  

HIVへの恐れや、HIVによって生まれる人間や社会の暗部、暴力を描かないのは、それもおかしいだろうと思う。それは僕らが向き合わなければならない現実だからだ。

でも、もっと丁寧に描いて欲しいという気持ちがある。

  

そういえば、このシリーズがスピンオフした『Law&Order:性犯罪特捜班』では、エイズ患者の殺人者が登場した回があった(シーズン2第13話)。レイプされてHIV感染し、エイズを発症したエイズ・クリニックの医師が、自身のクリニックに通院していたレイプ罪の前科のある2人のHIV陽性の男を殺したというストーリーだ。

殺された男の1人は彼女の友人である女性にHIV感染させていたという事情もあったが(だからといって殺してよいわけはない!)、もう1人の男は違う。彼女の怒りは確かに深いが、自分自身HIV陽性者として陽性者・エイズ患者の支援・治療に責任を持って携わっている人たちは、数多くいる。彼女のやったこと(自分がカルテを管理している患者を謀殺する)は、認められるわけがない。

だが、ドラマでは、最後の最後でドンデン返し的に彼女の犯行が発覚し、レイプ犯や恋人にHIV感染させる男への彼女の怒りを溢れさせるかたちで終わる。

  

『Law&Order:性犯罪特捜班』には、ほかにもHIVが取り上げられたストーリー(シーズン4第4話)があるようだ。こちらは未見だが、HIV感染経路を追跡していることで脅迫を受けていた医師が殺害され、イタリア人街で「犯罪と看做さねばならない」レベルでHIV感染させていた陽性者の男が疑われる、という展開らしい。結局犯人は別の人物だったというオチらしいが、HIV感染経路を明らかにすることは、その情報の扱いによっては十分人の社会的生命を危険に晒す人権問題になる。なんとも気になる筋書きだ。

  

HIV陽性者の人権と生活がきちんと守られ、陽性者と陰性者が協力して感染を防ぐ体制が整っている社会になれば、他の人にHIV感染させないという社会的責任も陽性者に求めうるだろう。ヨーロッパでは、HIV陽性であることを明かさず性交渉を持った陽性者が訴えられるという裁判も起きている。が、そうした訴訟が可能なほど、陽性者の心身の安全は、本当に守られているのか、僕には分からない。

現在、アメリカのHIV認識、HIV表象はどうなっているんだろう。

そして、日本では。日本では、HIVを取り入れた表現がまだあまりない。HIVエイズは今の日本でどんなふうに表現できるだろう。

2009-05-21

「九州薬害HIV訴訟」原告団、新型インフルエンザについてアピール

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これは僕も感じた。大切な行動をされたと思う。

  

【新型インフル】「エイズパニックを想起」とHIV訴訟原告団-産経ニュース

2009.5.21 19:07

  

 輸入非加熱血液製剤でエイズウイルス(HIV)に感染した被害者が国などに損害賠償を求めた「九州薬害HIV訴訟」原告団は21日、新型インフルエンザをめぐる行政の対応や報道について「エイズパニックを思い起こさざるを得ない」として、感染力や毒性を正しく評価した冷静な対応を求める緊急アピールを厚生労働省や報道機関に送付した。

 アピールは、昭和60年代前半に行政がHIV感染の恐怖をあおり、過剰な報道で感染者が職場や学校から排除されたと指摘。新型インフルエンザ感染者を「感染源」として扱えば、医療機関の受診を妨げて感染者の潜伏につながるとして人権への配慮を求めている。

  

http://sankei.jp.msn.com/life/body/090521/bdy0905211909032-n1.htm

  

(5月23日追記)

id;discourさんが「ジェンダーとメディア・ブログ」に全文を掲載しておられた。リンクさせていただく。

インフルエンザ・パニックへの緊急アピール - ジェンダーとメディア・ブログ

  

エイズ基礎年表

  

「エイズ・パニック」について。

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英国におけるMSM献血禁止

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昨日の日記で、MSM(男性と性交渉を持つ男性)の献血禁止について書いたが。

  

国外ではどうなっているのかというと。

英国のNational Blood Serviceは、日赤より厳しい。

Who can't give blood - National Blood Service

You should never give blood if:

1 You have ever had syphilis, HTVL (Human T - lymphotorpic virus), hepatitis B or C or think you may have hepatitis now

2 You're a man who's had sex with another man, even safe sex using a condom.

3 You've ever worked as a prostitute.

4 You've ever injected yourself with drugs - even once.

  

MSMは絶対ダメ、コンドームでセイファーセックスしていても絶対ダメである。

  

ただし、その理由を具体的に説明している。

Exclusion of Men who have Sex with Men from Blood Donation Position Statement: 12th March 2009(PDF)

http://www.blood.co.uk/pdfdocs/position_statement_exclusion.pdf

2009年3月付のMSM献血禁止に関する声明と関連FAQ

  

Summary of International Policies relating to the Exclusion of Men who have Sex with Men from Blood Donation

http://www.blood.co.uk/pdfdocs/msm_summary_of_policies.pdf

国外のMSM献血方針の資料

  

2009年3月の関連FAQは、「MSM献血禁止は男性同性愛者差別にならないのか?」という問題について、詳細な解説が並んでいる。対話を徹底した上での方針決定だという形式は、すくなくとも保っている。

あとで読むために引用。

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2009-05-20

できない理由

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近くの公民ホール前に献血バスが来ていた。課によっては仕事に支障が出なければ献血に行ってもよいことになっていたそうだ。

同僚のN村さんは、昼休みに(マジメだ)献血してきた。

  

「4時までだそうですよ、どうですか」

  

献血は余得も多いボランティアだし、N村さんには時々誘われて一緒にユニセフのグッズを買ったりしているので、コイツはまさか血をケチりやがらんだろうと思われたのかもしれない。が、

  

「ムリです、僕は献血できません」

「え?貧血かなにかですか?」

「違いますよ!アレです-問診票!」

「ああ」

  

N村さんは僕がカミングアウトしている数少ない同僚の1人で、なおかつ、日本でLGBTを取り巻く状況についても、ちゃんと知識がある。だからこれだけで通じた。

  

とはいえ、まさかN村さんは誤解していなかっただろうと思うが、日赤一時期(1987-93年)のように「男性同性愛者・両性愛者」の献血を禁止しているわけではない。禁止されているのは「過去1年に男性と性的接触をもった男性」である。

エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方-献血をご遠慮いただく場合-日本赤十字社

日赤の献血問診票

  

僕はN村さんに

「最近ヤリましたから」

と言ってしまったことになるとあとから気づいたが、もう遅かった。

  

  

僕は現在のところHIV陰性である。昨年12月に3年ぶりに検査で確認し、「性的接触」の相手は同じく陰性の相方だけだ。輸血はしてない。またその他の「献血をご遠慮いただく」条件にも、現在は該当していない。しかし、今の日赤のルールに則って献血はできない。

  

  

人が献血ができない理由は、さまざまだ。生活、健康、重要なプライバシーに関わることが多いから、人に献血しない理由を訊ねてはいけない。

  

僕が献血をしないのは、問診で嘘をつかなければ不可能だ*1という以上に、HIV感染対策についてザル同然の問診票を破いて日赤の顔(あるのか?)に叩きつけてやりたいという感情的な理由のほうが、たぶん大きいが(イヤな性格)。

  

advocacy of gay rights: blood donation scandal - analyse interminable

林義弘さんのサイトから。

1997-2000年に北海道セクシュアル・マイノリティ協会札幌ミーティングアカーが行った日赤への抗議行動の資料がまとめられている。

  

日本赤十字社は献血の問診項目を変更するべきだ - 性道徳だけ教えても性病は予防できない

  

「HIV検査を目的に献血」という嘘 - ゲイリーマンのカミングアウト的思考

*1:1年間セックスしなきゃ、可能だが。

2009-05-18

黙って隠れていれば殴られないんだから

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みやきちさんの、「スラヴィック・プライド09」のまとめエントリを読んで-

  

「黙って隠れていれば殴られないんだから、そうしろ」という意見こそが、性的少数者に対する抑圧であり、暴力です。そうした暴力と戦うために命懸けでスラヴィック・プライドに参加したすべての人に、あたしは心から敬意を表します。

  

いちばん心を打たれた一節だ。が、

  

「黙って隠れていれば殴られないんだから、そうしろ」

  

聞き覚えのある、見たことのある言葉だった。

  

2000年~2005年の東京地裁におけるイラン人ゲイ難民シェイダさん在留権裁判判決だ。

  

朝日新聞】「同性愛死刑」とイラン人の難民申請、東京地裁退ける

男性が来日前は同性愛者であることを隠して普通の生活を送っていたことを踏まえ「訴追の危険を避けつつ暮らすことはできる」と指摘。「自分が望む性表現 が許されないことをもって難民条約にいう迫害にはあたらない」と判断し、原告側の 主張を退けた。

  

共同通信同性愛者、難民と認めず:イラン人男性が敗訴

判決理由で市村陽典裁判長は「自分が望んでいる性表現が許されない、ということは難民条約上の迫害には当たらない」と指摘。「帰国しても刑事訴追の危険を避けることは可能で、格別の不都合はない」と述べた。

  

http://www.kt.rim.or.jp/~pinktri/shayda/articles.html*1

  

日本の司法制度のセリフだったのである。僕らはこれを忘れてはいけない。

スラヴィック・プライド主催者からのメッセージ

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スラヴィック・プライドの中心的なオーガナイザーだったニコライ・アレクセイエフを含むすべてのプライド参加者が釈放されたというニュースをみやきちさんの日記で読み、安堵する。

モスクワのゲイ・プライド・マーチ「スラヴィック・プライド09」で起こったことまとめ - みやきち日記

  

Gays Without Bordersに、5月17日のエントリでスラヴィック・プライド主催者たちのメッセージが載っている。

Slavic Gay Pride, Thanks and Add On – Message From Nikolai Alekseev, Nikolai Baev, Ira Fet and Vlad Ortanov - Gays Without Borders

  

一読して感想は、「強い」。酷い弾圧や侮辱に何年も耐えることをやむなくされている人たちを指して「強い」などと言ってはいけないとは思うが、かれらの冷静な「戦い馴れ」ぶりには、正直舌を巻いてしまう。

  

国連人権委員会は今月はじめ、6ヶ月の猶予でロシアモスクワでのプライド弾圧についての弁明を迫っている。これは来年のプライドに、影響を及ぼすだろうと言われている。

UN Human Rights Committee Gives Russia 6 Months to Justify Gay Picket Ban in Moscow - Gays Without Borders

  

「来年、第2回スラヴィック・ゲイ・プライド(5月中旬、日付未定)が行われるベラルーシミンスクで、そして、2010年5月29日に第5回モスクワ・プライドのモスクワで、お会いましょう。」

  

楽しみに!

  

今日、ベルリンロシア大使館に抗議行動を行ってくれた50人の人たちに感謝します。また、ストラスブールロシア領事官で今日の午後ダイ・インをやってくれたTapagesの活動家たちに感謝します。

We wanted to thank the 50 people who made a protest in Berlin at the Russian Embassy today. Also, to the activists of Tapages who in Strasbourg organized a die-in at the Russian Consulate in the afternoon.

  

また、日曜日の朝、ドイツから、まだ拘留されていたプライド主催者たちのためにモスクワ外交的行動を取るよう外務省に要求してくれたドイツ国会議員Volker Beck氏に感謝します。

We also want to thank German MP Volker beck who managed from Germany to ask his Ministry of Foreign Affairs to make a diplomatic action in Moscow early sunday morning with the names of the organizers still detained.

  

私たちは、EU諸国の大使館(英国スウェーデンオランダフィンランド)に、非常に失望させられました。これらの大使館は、特定の場所で事件を監視するよう、主催側から招かれていました。しかし、かれらはあの事件を見てはいたものの、外交的な行動を起こす理由を見つけることはないままに終わりました。これはつまり、EU諸国の大使館にとっては、ラトヴィアのようなより小さな国では行動しやすく、数カ国の大使館が支援を行いましたが、それがロシアとなると、話は違うということでしょうか。

We are extremely disspointed that the EU Embassies (UK, Sweden, Netherlands, Finland) which had been invited by the organizers to monitor the events on the spot, concluded that despite witnessing the action, they did not find any ground to make a diplomatic actions. It shows that it is easier to act for the EU Embassies in smaller countries such as Latvia where several EU Embassies brought support but when it turns to be in Russia, things are different.

  

私たちはこの件について、ベラルーシ大使館ベラルーシの活動家たちがスラヴィック・ゲイ・プライドに参加したという理由で、かれらに対する救援を拒んだという件とともに、まもなく欧州議会に提起するつもりです。

We will raise this point with the EU Commission shortly as well as the denial by the Belarusian Embassy to grant any assistance to the Belarusian activists on the motives that they were taking part in the Slavic gay pride.

  

英国大使館の代表は、ピーター・タッシェルが逮捕されたあと、極めて速やかに領事官補を差し向けました。一方、合衆国大使館は、アンディ・タイヤーに面会に行くこともなく、実のところ、月曜日の朝まで、その計画もしませんでした。

The UK representative gave consular assistance to Peter Tatchell very fast after he was arrested while the US Embassy did not go to meet Andy Thayer and was actually not planing to do it before monday morning.

  

なによりも、我々は、第4回モスクワ・プライドを、暴力的に弾圧された2006年の第1回のとき以上に詳しく報道してくれたすべてのメディアジャーナリストの方々に感謝したいと思います。もしユーロビジョンの参加者が、モスクワ入りのあとで人権について考えていることをはっきり示してくれていたら、ジャーナリストユーロビジョンについてのすべての記事の中で我々の戦いに言及してくれていたでしょう。

Most of all, we want to thank all the medias and journalists who made the 4th Moscow Pride moe covered than its first violent edition in 2006. If the participants of the Eurovision clearly put the human rights in their pockets after they landed in Moscow, the journalist mentioned our struggle in all the articles about the Eurovision.

  

オランダゲイユーロビジョン参加者ゴードンには、少し失望させられました。彼は我々にプライドに参加すると言ってくれていましたが、木曜日のプレス会議で、主催者が参加するなと言ったので、ついにプライドに参加しないことを決めた、と語りました。我々は彼と直接会ったことはありませんから、これは実のところ、嘘をついたということです。我々は、このシンガーが自分の宣伝のためにスラヴィック・プライドを利用したのを見て、少し失望しました。

A bit disapointed by the Dutch Gay Contestant, Gordon, who told us that he will be in the pride and who said at a press conference on thursday that he finaly decided not to take part in the pride because the organizers told him not to join. This is actually a lie as we have never be in direct contact with him. We are a bit disapointed to see that this singer used the Slavic pride for his own PR.

  

最後に、欧州議会Council of Europeの議長国スロヴェニアが昨夜発表した声明を喜んで受けいれます。少なくとも一度行われたスロヴェニアの意思表明は、明瞭で強いメッセージでした。我々がこの一ヶ月に亘ってCoEにかけた圧力が、功を奏しはじめたものと思われます。

Lastly, we welcome the statement from the Slovenian Presidency of the CoE which was released last night which at least once, his expressing a clear and strong message. It seems that the pressure we put on this institution over the last months started to work.

  

来年、第2回スラヴィック・ゲイ・プライド(5月中旬、日付未定)が行われるベラルーシミンスクで、そして、2010年5月29日に第5回モスクワ・プライドのモスクワで、お会いましょう。

See you next year in Minsk for the second edition of the Slavic Gay Pride (middle of May, date to be confirmed) in Belarus and in Moscow on May 29th 2010 for the 5th Moscow Pride.

  

Nikolai Alekseev

Nikolai Baev

Ira Fet

Vlad Ortanov

*1:第一審判決文。第二審でもまったく変わっていなかったそうだ。

2009-05-15

俺はそうだよ

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吊り革につかまった僕の前に、中学生の男の子が2人座っていた。

もう夏の制服を着て、友人同士、ごにょごにょお喋りしながら、1人は音楽を聴き、1人はゲームをやっていたようだ。

僕は読書していて、さほど彼らに注意していたわけじゃない。

ゲームの方が、音楽の方になにかうるさくちょっかいを出して、とうとうイヤホンを叩き落とした。

音楽が腹立たしそうに言う。

  

「気持ちワリイな、ホモかよ、もう」

  

ああ、まだやっているのか。20年経っても、変わっていない。

小学校から中学校、高校、成長しながら「男の友情」のスタイルを身につけてゆくガキどもは、じゃれあい、馴れ合い、ふざけあいながら、どこで憶えたのか、絶えず、確認するように口にした。

「なんだおまえ、ホモかよ」「気持ち悪い、ホモじゃないの」「違うよ」

20年も経って、なにも変化していない。驚いたもんだ。

  

ホモじゃない、ホモじゃないと笑いあい、確認しあいながら、かれらは「男」になっていく。なにを確かめ合っていたのか、自分たちの中には「ホモ」はいない、それが自分たちの世界だということか。成人したあとも、そんなポーズの残滓は、かれらの中に残っている。

  

ホモじゃない」という言葉で、かれらは何を言いたかったんだろう。それで何が手に入ったんだろう。僕にはたぶんいつまでも分からない謎だ。「ホモじゃない」と確かめ合う親密なつきあいを横目で眺めながら、僕は黙って警戒することを学んだ1人だった。

  

  

うるせえよ、小僧どもが。

そうだよ、俺はホモだよ。目の前に立ってるオヤジがホモだってことぐらい気づけよ、頭悪いな。

  

なんだか可笑しくて、情けなかった。

  

  

いつか出会ってくれるんだろうか。目の前の世界の見かたを変えてくれるだろうか。

そんな希望を持っていいだろうか。たぶんかれらの近くにいる、20年後のもう1人のために。

FannyAnn Eddyさん

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FannyAnn Eddy - en.Wikipedia

http://en.wikipedia.org/wiki/FannyAnn_Eddy

  

シエラレオネレズビアン - iratsume

Janis Cherry さんによる紹介

http://selfishprotein.net/lesart/jap/index.htm

  

Fannyann Eddy (1974-2004)

http://www.joannestle.com/dedication/index.html

  

2004年に殺害されたときのニュース

International Gay and Lesbian Human Rights Commission (IGLHRC) Mourns the Murder of Fannyann Eddy; Calls on activists everywhere to respond - OCTOBER 4, 2004 - Common Dreams.Org

http://www.commondreams.org/news2004/1004-21.htm

  

Sierra Leone: Update - Alleged Fannyann Eddy Murderer Reportedly Escapes Police Detention in Sierra Leone - 07/15/2005 - IGLHRC

http://www.iglhrc.org/cgi-bin/iowa/article/takeaction/resourcecenter/374.html

  

Sierra Leone gay activist killed - BBC News

http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3716768.stm

  

Murder of Sierra Leone's lesbian activist condemned - 5 October - afrol News

http://www.afrol.com/articles/14448

  

fannyann eddy's alleged murderer in court - June 17, 2005 - Behind the Mask

http://www.mask.org.za/article.php?cat=sierraleone&id=490

  

SHAILJA PATEL AWARDED THE FANNYANN EDDY POETRY AWARD - Sociolingo’s Africa

http://sociolingo.wordpress.com/2008/03/18/shailja-patel-awarded-the-fannyann-eddy-poetry-award/

Emergency Foundation (Canada), IDAHO 2009 Campaign, "Homosexuality Knows No Borders"

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Emergency FoundationによるカナダのIDAHOキャンペーンの今年のテーマは

Homosexuality Knows No Borders

だ。

http://www.homophobiaday.org/default.aspx?scheme=3651

  

IDAHOには、身近なホモフォビアの問題に取り組む以上に、世界でいまなお同性愛を非合法・迫害対象にしている国・地域・社会があることに注意を喚起し、国際的な支援や連帯を呼びかけるという主旨があると思う。

Emergency Foundationは今年、その方向性をハッキリ打ち出しているようだ。

http://www.homophobiaday.org/utilisateur/images/homophobie/banners2009/homophobia_200_150.jpg

  

どんなかたちで関わることができるんだろう、といつも考える。

これは同性愛差別だけに限ったことではないが、激しい差別人権侵害が起こっている国・地域について、「酷い国もあるんだなあ」「やっぱり宗教は怖いね」という"無関心"に行くのではない、直接的には何もできなくとも、せめて少しでも知ることから始めて、考え続けることができるような、関わりかたについて(虫が良すぎるか)。 

  

1年に1日考えたところで、気休めにもならないが(むしろもっとひどいことに、自己満足で終わってしまうが)、「せめて1日でもいい、考えろ」というためにあるのだと思う、このような日は。

1年に1日、1人でも多くの人が、1つでも多くのことを知れば、もしかしたらどこかで、それが1人の人の命を救うことになるかもしれない。

偶然の1人のための、何万か何億か分の1に少しだけ関わるようなことを、5月17日には書き、考えられたらいいのだが…。

  

Campaign 2009

  

Theme: Homosexuality Knows No Borders

  

Goal: To make the general population and, more specifically, ethno-cultural communities of all backgrounds more aware of gay and lesbian issues, and sexual diversity.

  

Since its first edition in 2003, the International Day Against Homophobia has grown larger year by year. With this, May 17 has become the prime moment to remember that homophobia still exists and that we must combat it.

  

The proposed goal for the 2009 Campaign is to make the general population and, more specifically, ethno-cultural communities of all backgrounds more aware of gay and lesbian issues, and sexual diversity. Ethno-cultural communities occupy an increasingly significant place in our societies. What’s more, contributions by these communities are invaluable to our country.

  

Not all of the world’s citizens are able to enjoy the privilege of living in an egalitarian society. In several countries, rights, such as the right to love a person of the same sex and have sexual relations with that person, are limited or violated.

  

In other countries, sexual orientation is recognised, for the same reasons as practising a religion, as a basic freedom, and discrimination on the basis of sexual orientation is illegal.

  

People from countries in which homosexuality is legally banned may have some of their own values challenged: what was prohibited in their country is allowed and legally protected in their host country.

  

Keeping in mind how homosexuality is a universal fact and that borders cannot be forced on it, the 2009 Campaign is aimed towards helping these people to become integrated within their host society and to make ethno-cultural communities aware of sexual diversity issues. In addition, LGBT people and their communities will benefit from their own community’s improved openness toward their issues.

2009-05-14

5月16日モスクワ・スラヴィック・プライドのニュース

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http://ukgaynews.org.uk/Moscow_Eurovision_Latest.htmから(抄訳)

※(5月18日記)更新は現地時間5月17日13:00で停止し、続報はUK Gay Newsのほうにまとまった記事が上がっています。

  

モスクワ現地時間Time and Date.com

http://www.timeanddate.com/worldclock/city.html?n=166

  

5月17日(日)

13:30

ロシアもそのメンバーであるCommittee of Ministers of the Council of Europeの議長国であるスロヴェニアは、モスクワで土曜日に行われたスラヴィック・ゲイ・プライドに対する暴行について懸念を表明していると、スロヴェニアのニュースSTAが伝えた。スロヴェニアは、ちょうど5年前に議長の座についた。

Slovenia, the country which is currently chairing the Committee of Ministers of the Council of Europe (which Russia is a member of), is expressing concern over the violent break up of the Slavic Gay Pride parade in Moscow on Saturday, the Slovenia news agency STA is reporting. Slovenia took over the chairmanship just five days ago.

  

12:10

昨日のスラヴィック・ゲイ・プライドで警察に拘留されたすべてのアクティヴィストたちが釈放された。

All activists detained by the police at yesterday's Slavic Gay Pride have been released.

11:00

全く驚くべきことだ。サンクトペテルスブルグからモスクワに駆けつけたアクティヴィストの弁護士Dmitri Bartnevは、警察署に拘留されている(アクティヴィストたちの)誰とも面会を拒否された。2時間待って、 Bartnev氏はわずかの間2,3人の依頼人に、かれらがそれぞれ2名の警官に連れられて警察署から連れ出され隣の裁判所に連れて行かれたとき、話しかけることができた。ニコライ・アレクセイエフは、法廷に連れてゆかれた人々の中にいた。裁判官が同時に法廷に入り、外に集まったアクティビストたちは誰も法廷に入ることを許されなかった。

Quite astonishing going-on. Dmitri Bartnev, the activists lawyer who flew to Moscow from St. Petersburg, was denied access to any of those detained in the police station. After a two-hour wait, Mr. Bartnev was able to briefly speak to a couple of his clients when they were brought out of the police station, each secourted by two policemen, and taken to the courthouse next door. Nikolai Alekseev was among those taken into court. The judge entered the building at the same time and forbade any of the activists who gathered outside to enter the courthouse.

  

09:40

まだ7名のアクティヴィストが拘留されている。弁護士たちは面会しようと試みている。

There are seven activists still in police custody. Lawyers are trying to bet access.

  

00:00

BBCTV放送のユーロビジョン・レポーターのグラハム・ノートンは、ライブ放送でモスクワゲイ・アクティヴィスト達の逮捕についてコメントした。

Openly gay Graham Norton, who hosts BBC Television's coverage of Eurovision Song Contest has commented on the arrests of gay activists in Moscow on the live telecast.

5月16日(土)

23:45

ベラルーシのアクティヴィストのリーダー、Sergey Androsenkoは、いま、すべてのベラルーシ人が拘置所から解放されたと確証した。Nikolai BaevとNikolai Alekseevは、まだ拘置所にいる6名の中にいる。かれらは月曜日まで拘留されるかもしれない。かれらは警察への不服従で罪に問われ、有罪判決を受ければ懲役15日に服役することになると言われている。

Leader of the Belarus activists Sergey Androsenko has now confirmed that all Belarussians have been released from police custody. Nikolai Baev and Nikolai Alekseev are among the six people known to still be in custody. The could be held until Monday as they have been told they are to be charged with disobeying police orders and face up to 15 days in jail if convicted.

  

23:45

ドイツ国会議員Volker Beckは、ロシア政府に平和的なゲイ・プライド集会を逮捕したことについての説明を求めるようドイツ外務省に求めると確約した。Beck氏はかつてモスクワゲイ・プライドの戦いに参加したことがあり、警察とも直接接した経験がある。彼はドイツの自宅でモスクワの事件を追っている。

German MP Volker Beck has confirmed that he as asked the German Ministry of Foreign Affairs to request an explanation from the Russian Government on the arrests at the peacefull Gay Pride rally. Mr. Beck is a veteran of Gay Prides in Moscow and has had fisrt-hand experience of the police. He is following events in Moscow from his home in Germany.

  

23:30: Reports in the Russian media that all those arrested at Slavic Gay Pride have now been released appear not to be true. Six are known to still be in police custody. It is not known the position of the Belarussians who were detained.

  

21:30

英国のThe Manchester Evening Newsからユーロビジョンの取材のためにモスクワにいるPeter Devine。今日の夕方、彼は批判コメントを書いた。

http://blogs.manchestereveningnews.co.uk/eurovision/2009/05/ordinary_muscovites_allow_poli.html

The Manchester Evening News (UK) has a reporter, Peter Devine, in Moscow covering Eurovision. This evening, he wrote a scathing commentary on "the disgraceful scenes on the streets of Moscow today, as the capital embraces a music contest, has no place in civilised society and the very people who need to be say it, stood by today and meekly allowed a harmless parade of gay people to be broken up by a military style government, that will see their almost collective silence as confirmation to trample on their very rights next week".

  

21:15

逮捕されたアクティヴィストたちは、警察への不服従の罪に問われると告げられている。もし有罪になれば15日の服役となる。

Activists arrested have been told by the police that they will be charged with disobedience to police. They face 15 days in jail if found guilty

  

20:45

ヨーロッパのレポーター、政治家に向けて、モスクワ市警に拘留されたベラルーシ人への支援を求めるアピールが発せられている。ベラルーシ大使館はかれらの救援を拒んでいる。かれらはロシアからの強制送還に直面していると言われる。ベラルーシ大使館官僚たちは、スラヴィック・ゲイ・プライドに参加した人たちを支援しないとはっきりさせている。

An appeal has gone out to Western reporters and politicians to help the Belarusians who have been detained by Moscow police. The Embassy is refusing to help them. They are said to be facing deportation from Russia. Officials at the Belarusian Embassy have confirmed that they are not giving assistance to those who took part in Slavic Gay Pride.

  

20:10

Raminskoye警察署は非常に混乱している。逮捕された1人のゲイ・アクティビストが法廷に送られ、無罪と判決された。彼はそれから警官によって後ろ手にして警察署に連れ戻され、独房に再び入れられた。ロシアベラルーシ拘留された人たちは、別々の独房に入れられている。靴ひも、ベルト、携帯電話は取り上げられている。警察署へ連行されて以後のニコライ・アレクセイエフについての情報はまだない。

A lot of confusion at the Raminskoye Police Station. One gay activist arrested was sent to court where he was judged to be innocent. He was then frogmarched by the police back to the station, and put back in the cells. Russian and Belarusian detainees have been put in separate cells. Their shoelaces, belts and mobile phone taken off them. There is still no information on Nikolai Alekseev after he was taken to the police station.

  

19:45

総員31名のロシアベラルーシLGBTアクティビストが、スラヴィック・ゲイ・プライドに参加した昼頃に逮捕され、まだ警察に捕らえられている。彼らは3時間以上も拘置所におり、警察はまだかれらに対する公式な処分を行っていない。警察は不法にアクティビストたちを拘留しているとの主張がなされている。

A total of 31 Russian and Belarusian LGBT activists, arrested at lunchtime when taking part in Slavic Gay Pride, are still being held by the police. The have been in custody for more than three hours and police have yet to officially charge them. There are claimes that the police are now acting illegally by detaining the activists.

  

19:00

実務的なジャーナリストには心がないと誰が言ったのだろう?食糧や水が逮捕されている人たちが拘留されているRaminskoye警察署に運ばれている。それをしているのは拘留を免れた他のアクティヴィストたちだけではない、ジャーナリストたちもだ。逮捕された人たちは、ビデオカメラを使って警察に尋問されている。

Who said that hard-nosed journalist don't have a heart? Food and water is being taken to the Raminskoye Police Station, when those arrested are being detained, by not only other activists who escaped detention, but also by journalists. Those arrested are being interviewed by the police usinig video cameras.

  

17.50

アメリカのアクティヴィスト、アンディ・タイヤーThayerが拘置所から釈放された。ロシア人のアクティヴィストはたった1人しか解放されていない。ー彼女は、警察に自分はジャーナリストだ、と言ったのだと語った。

American activist Andy Thayer has been released from police custody. Only one Russian acticvist has been released so far - she said she told the police she is a journalist.

  

17:15

Clouseau警視(?)Inspector Clouseauはモスクワ市警に関与していたのか?フランスのテレビ局は、ニコライ・アレクセイエフが機動隊に逮捕されたときの記録映像を持っている。機動隊は彼にパスポートを見せろと要求した。アレクセイエフは警察の身分証を見せろと返した。その警官は拒否した。それから、5人の警官が乱暴に彼に飛びかかり、彼の手足を捉えて逮捕した。アレクセイエフは旗を振っていなかったし、「他の行動」も取っていなかった。実は、彼はスーツを着て歩道を歩いていたーウェディング・ドレスを来た花嫁を連れて!かれらは若い新婚カップルたちが結婚式を終えてやってきた庭園を歩いていたのだ。彼の逮捕は、明らかに不当に思われる。フランスのテレビ局はアレクセイエフが警察のバンの中にいるときの音声記録も持っている。かれらはアレクセイエフにマイクを渡していたからだ…

Has Inspector Clouseau joined the Moscow Police? French TV has footage of the arrest of Nikolai Alekseev by the anti-riot police who ask him for his passport. Alekseev asks them in return to show him their police identity card. The police refuse. Then, five policemen brutally jumped on him arresting him and taking him by the legs and arms. Alekseev was not waiving flags or taking part in 'the other action'. In fact. he was walking on the pavement dressed in a suit - with a bride in a wedding dress! They were walking in this garden where young married couples come after the wedding ceremony. His arrest appear to be clearly illegal. French TV has an exclusive audio recording of Alekseev while he was in the police van - because they had given him a radio microphone ...

  

16:00

オーストリアのテレビ局ORFが、逮捕の記録映像をアップしている。

Austrian Television (ORF) post raw news footage of some of the arrests

http://news.orf.at/video/iptvpopup.html?2009-05-16__in_00_Ebu_moscow-gay-parade_.wmv

  

15:15

Andy Theyerはまだ警察に拘留されていると伝えられている。Peter Tatchellは、解放されたわずかなアクティヴィストの1人のようだ。彼はいまメディアとの「ラウンドをやっている」。ニコライ・アレクセイエフについては、なにもニュースがない。

Reports say that Andy Theyer is still in police custody. It appear that Peter Tatchell is one of the few activists released. He is currently 'doing the rounds' with the media. There is no news on Nikolai Alekseev

  

14:30

モスクワベラルーシ大使館は、警察に拘留されたベラルーシのアクティビストたちの救援を拒んだ。ピーター・タッチェルは無事釈放されている。彼は警察が暴力的な手段をとったと確証している。

Belarusian Embassy in Moscow has refused to give assistance to the Belarusian agay activists who were detained by police. Peter Tatchell is safe and has been released. He has confirmed the violent tactics ujsed by the police.

  

13:30

誰が逮捕されたかは混乱しているが、アメリカの同性愛人権活動家Andy Thayerが警察に交流されていることが確認されている。

Amid the confusion over who was arrested, it is confirmed that Andy Thayer, the American gay rights activist is in police custody.

  

13:20

今夜のユーロビジョン決勝の出演者たちに、スラヴィック・ゲイ・プライドでモスクワ市警が行使した暴力への抗議のために出演を止めてくれるよう求める呼びかけが行われた。

A call has gone out to performers at tonight's Eurovision Song Contest final not to go on stage in protest against the violence used by the Moscow police at Slavic Gay Pride.

  

13:00

スラヴィック・ゲイ・プライド実行委員会は、ユーロビジョンに責任を持つ欧州放送連盟European Brodcasting Unionに、プライド・パレードの平和的な参加者に対して警察が振るった暴力の記録を今日の夕方のユーロビジョン決勝のテレビ放送の間に放送してくれるよう呼びかけた。プライドのオーガナイザーたちは、今日の午後モスクワで見られた人権に対する暴力を、TVは棚上げにすることはできない、と語った。

The organising committee of the Slavic Gay Pride is calling on the European Brodcasting Union, who are responsible for the Eurovision Song Contest, to show footage of the violence used by the police against the peaceful participants of Pride during this evening's telecast of the Eurovision Final. Organisers say that television should not put to one side the human rights violations seen in Moscow this afternoon.

  

12:50

すべてのアクティヴィストがもう逮捕されている。全部で約40名だ。逮捕はメディアのインタビューに答えている間に行われた。ジャーナリストたちはまだその場にいた。すべてのアクティビストはインタビューに答えている間に逮捕された。ヨーロッパの外交官たちはこの状況を見ていた。

All activists have now been arrested - about 40 in all. Arrests were made while giving interviews to the media. Journalists are still at the scene. All activists have been arrested while giving interviews. Western diplomats are watching the situation.

  

12:40

ニコライ・アレクセイエフが、35人のジャーナリストの前で荒々しく逮捕された。

Nikolai Alekseev is brutally arrested in front of 35 journalists.

  

12:30

20人のLGBTが、モスクワ市立大学の方へ行進中、機動隊に逮捕された。かれらは旗を引き出し、大勢のジャーナリストがそのあとをついて行った。警察は突然かれらを逮捕した。ピーター・タッチェルは最初に逮捕された人々の中にいた。

20 LGBT arrested by anti-riot police while they were marching in the direction of the Moscow State University. They pulled out flags and crowd of jouirnalists followed them. Police to immeditaely arrested them. Peter Tatchell among the first to be arrested.

  

12:10

時は来た!スラヴィック・ゲイ・プライドを上演しようとする試みが、始まろうとしている。大勢のメディアと警察がすでに位置に着いている。フランスドイツフィンランド英国合衆国オランダ大使館の代表が位置に着いて、自国民を助けることができるよう、状況を監視している。

The time has come! The attempt to stage Slavic Gay Pride is about to begin. Crowd of media and police is already at the places. Representatives of French, German, Finnish, UK, US and Dutch embassies are at the spot monitoring the situation ,ready to grant assistance to their nationals.

  

12:00

ユーロビジョンでSir Terry Woganに替わってBBC放送の「フロントマン」を務めているオープンリー・ゲイのグラハム・ノートンGraham Nortonは、昨日ガーディアン紙に自分はスラヴ・プライドへの熱狂的興奮のことを知らなかったと語った。「とても悪いと思う。だが、自分はこれ[プライド]のことを何も知らない」彼はガーディアン紙に語った。英国エントリーの作曲家、アンドリュー・ロイド・ウェーバーは、なぜパレードが弾圧されていたのか分からない、困惑させられているとガーディアン紙に語った。「安全に行わなうべきものだと思う。私は本当に知らないが」

Openly gay Graham Norton, who is the BBC'c 'front-man' for the Eurovision Song Contest, replacing Sir Terry Wogan, told the UK Guardian yesterday that he was unaware of the furore over Slavic Gay Pride. "I feel really bad but I don't know anything about this," he told the newspaper. The composer of the UK entry, Andrew Lloyd Webber, told the Guardian he was baffled, saying he had no idea why the march had been banned. "It must be something to do with security. I really don't know."

10:00

ユーロビジョンのフランス代表団の1人、Bruno Berberesは語った。「私たちは、ゲイ・プライドを支持します。そしてユーロビジョンは、世界中のゲイにとても愛されているコンテストです。私たちは、警官の正面に立ってデモを行います」

"We will be on the front of the march with our accreditation risking to be beaten," said Bruno Berberes of the French delegation to the Eurovision Song Contest. "We support the Gay Pride and the Eurovision is a competition which is well liked by gays around the world. We will demonstrate in front of the police."

  

01:00

モスクワのどこかにある「秘密の隠れ場所」から、スラヴ・プライド主催者のリーダー、ニコライ・アレクセイエフは宣言した。「みんな明日のことにすごく興奮している。今夜モスクワ市警から脅されたが、ますます通りに出て行こうという気になっている。(3回弾圧されて?)これが4回目の行動なのに、今年はロシアベラルーシの複数の地域から55人のアクティヴィストが参加しているなんて、ほんとうに信じられない。かれらはイベントのためにやってきて、木曜日からそのために活動している。どんなことよりも、明日歩くことを望んでいる人たちだ。4回目、我々はロシア人に、ゲイレズビアンが臆病者ではないと、自分の権利のために歩くことを恐れないということを見せようとしているんだ。ロシアメディアで数多くの報道がなされているのを見れば、このメッセージは届いたと思う!」

Speaking from his 'secret hideaway' somewhere in Moscow, the chief Slavic Gay Pride organiser, Nikolai Alekseev, declared: "Everyone is very excited about tomorrow and more than ever ready to go in the street despite the threats reported by the Moscow police tonight. It is just hard to believe that despite we are organizing the action for the 4th time, we have this year 55 activists from several regions of Russia and Belarus who checked in for the event and who since thursday are just working on it and who more than everything want to march tomorrow. For the forth time, we are just showing to Russian that gays and lesbians are not cowards and that they are not scared to march for their rights. And looking at the high number of reports in the Russian media, the message is delivered!"

5月15日(金)

23:00

夕方、フィンランドドイツオランダフランス合衆国英国大使館がすべて、スラヴ・プライドの主催者に、プライドをモニターし、平和的なデモに大して暴力や武力行使が行われないかチェックすると語っていたことが明らかにされた。

It emerged this evening that the Embassies of Finland, Germany, Netherlands, France, United States and United Kingdom have all told the Slavic Gay Pride organis that they will be monitoring the Pride to check any abuse or use of force against peacefull demonstrators.

  

23:00

ユーロビジョン・フランス代表は、「(フランス代表団は)明日のスラヴ・プライドにユーロビジョン公認で行進しようとしている」とほのめかした。

The Frencyh delegation to Eurovision has indicated that it will be "marching with their accreditation to Eurovision on display at tomorrow's Slavic Gay Pride.

  

22:00

スラヴ・プライドの主催者たちは「安全な場所」にいる。かれらの誰かが逮捕されたら、他の者がパレードを煽動する。主催者達は複数の電話番号を持ち、暗号を使っている。なにもかもがジェームズ・ボンドのスパイ映画から抜け出してきたようだ。警察はなんとしてもイベントを阻止しようとしていると知られている。だが、主催者達を「流れから押し出」そうとする努力は、なんともみじめに失敗している。昨年のモスクワ・プライドの予行練習のときだった。警察は裏を掻かれ、プライド行進は200mほどだったとはいえ、行われたのである。

Organisers of Slavic Gay Pride are in "secured locations". In case of arrest of one one of them, another one will take the lead. It's all like something out of a James Bond movie with each organiser having several telephone numbers and usikng codes. It is known that the police azre looking to prevent the event at any cost, bujt their efforts to put the organisers 'out of circulation' have so far miserably failed. There was a 'dress rehersal' at Moscow Pride last year when the cops were out-witted - and a gay pride march, albeit of some 200 meters, was staged.

  

22:00

ユーロビジョンは、コンテストの資金のほとんどを提供している4つの放送局のひとつBBCにとって抗視聴率をもたらしてくれる「胴元」だが、「おばちゃん(BBC)」は英国の視聴者にスラヴ・プライドに対して行われているイタズラについて一言ささやこうともしていない。BBCウェブサイトには昨日の夕方(プライドについての)記事が載っているのだが。

While the Eurovision Song Contest is a massive ratings 'banker' for the BBC, one of the four broadcasters who provide most of the competition's finance, 'Auntie' has hardly breathed a word to British audiences about the shennigans over Slavic Gay Pride, though there was an article on the BBC Website yesterday afternoon. It's not the case for BBC World Service listeners across the world, BBCWS Website has a three-and-a-half minute audio report available ...

  

21:00

ロシアグルジア事件で傷ついた国際的なイメージをユーロビジョンで高めることを望んでいたなら、たぶん権力者たちは見込み違いを犯している。世界のメディアは、モスクワ市長が明日の午後に予定されているスラヴ・プライドをどうやって(それまで3年間やってきたように)弾圧してきたかということに、注目しつつある。紙面を割り当てているのは世界の大衆メディアだけではない。主に経済問題を扱うBloombergのTV局とウェブサイトも、モスクワの土曜日の2つの「イベント」を結びつけている。今日の最初のレポートでは、ピーター・タッチェルのことの言葉が引用された。「ロシアがソング・コンテストを主催する準備をしているなんて奇妙なことだ。短い平和的なプライド・パレードも許可しないのに」。

If Russia was hopeing that Eurovision would enhance its international image after it became tarnished following the Georgia incident, then perhaps the powers that be have miscalculated. The world's media is making a considerable play on how the Mayor of Moscow has banned the Slavic Gay Pride parade (as he has done for the previous three years) scheduled for tomorrow afternoon. And it;s not just the world's popula media giving the coverage. Bloomberg, the mainly financial Television TV station and Website is also combining the two Saturday 'events' in Moscow. In a report earlier today, Peter Tatchell is quoted: “It’s bizarre that Russia is prepared to host a song contest, yet it won’t allow a brief and peaceful gay pride parade.

  

20:00

19歳のゲイ・アクティヴィストSergey Yeniは、自分だけが3日前にモスクワスラヴ・プライドに参加するためにベラルーシからやってくることを決めた、と語っている。そしてこの決意は実行された、と彼は言う。プライドは実現しないかもしれないと知りながら、「プライド参加者は殴られに行こうとしている」という事実には言及せずに。なぜと訊ねられて、10代の若者は語った「なぜなら、これは本当に私の戦いだから。私がプライド・パレードに行かなければ、誰が行く?私がここに来た理由は、友人たちを支えるため、そしてもちろん、同性愛者の権利を支えるためだ」。シカゴゲイ・アクティヴィストAndy Baevが伝えた。

Nineteen-year-old gay activist strong>Sergey Yeni has said that he only made the decision to travel from Belarus to attend Slavic Gay Pride in Moscow three days ago. And the deccision was made, he said, knowing that the Pride might not take place, not to mention the fact that "Pride participants are going to be beaten". The teenager said, when asked why: "Because this is my fight really. If I don't go to the pride parade, who will go there? My reasons to come was to support my friends and of course to support gay rights." Report by Chicago gay activist Andy Baev.

  

19:00

ユーロビジョンのデンマーク人歌手Niels Brinckは、明日の決勝戦の舞台で、このすべてのゲイ・プライドの試練について恐らくなにか言うだろうと語っている。コペンハーゲン日刊紙Berlingske Tidendeが伝えている。

The Danish singer in Eurovision Song Contest, Niels Brinck, has said that he will probably say something about the whole gay parade ordeal from the stage at tomorrow's final, the Copenhagen daily Berlingske Tidende reports.

  

16:00

スラヴ・プライドの主催者たちは、「秘密の場所」に隠れていると伝えられている。警察が彼らを追跡して逮捕しようとしているからだ。主催者達と一緒にいるピーター・タッチェルは、この状況を「シュールリアルだ」と表現した。

Slavic Pride organisers are reported to be in hiding at "secret location" as police try to track them down and make arrest.. With the organisers is Peter Tatchell who described the situation as "surreal"

  

13:00

日刊紙Moskovski Komsomolets (MK)紙によると、モスクワ市警は今日、モスクワ・プライドのリーダー、ニコライ・アレクセイエフの逮捕を計画しているという。

According to daily paper Moskovski Komsomolets (MK), moscow police is planing the arrest of the Moscow Pride leader Nikolai Alekseev today.

  

11:00

Peter Tatchellが昨夜モスクワに到着。入国を阻止されるかもしれないと報道されていたが、彼は入管で丁重に扱われた。そして昨夜のスラヴ・プライドの会議で、タッチェルにはプライド参加のための3回目のモスクワ訪問を評価し、賞が授与された。

Peter Tatchell arrived in Moscow last night. Despite reports that he might be banned from entering the country, he was treated courteously at immingration. And at last night's Slavic Pride conference, Tatchell was given an award to mark his third visit to Moscow to attend a Pride.

  

5月14日(木)

07:00

かの権威あるワシントン・ポスト社の『Foreign Policy』さえ、今週はモスクワに注目している。主要記事「モスクワゲイ・ライツ運動との対決を準備している」http://blog.foreignpolicy.com/posts/2009/05/13/moscow_prepares_for_gay_rights_showdownで、Joshua Keatingは次のように書いている。「もしロシアが世界で最もキッチュなソング・コンテストを…同性愛者のファンたちが宗教的に偏狭な暴漢たちに身の安全を脅かされることがないように主催できないのだとしたら、2014年のオリンピックはどんなことになるだろう?」

Even the august Washishington Post subsidiary Foreign Policy is keeping an eye on Moscow this week. Under the headline Moscow Prepares for Gay Rights Showdown, Joshua Keating writes: "If Russia can't even host the world's kitschiest song contest without ... gay fans fearing for their safety from bigoted thugs, what are the 2014 Olympics going to be like?"

5月13日(水)

22:00

土曜日のユーロビジョン決勝戦には t.A.T.u.がロシア軍アレクサンドロフ楽団(Alexandrov Ensemble of the Russian Armed Forces)と一緒に出演。t.A.T.u.の出演は、当局からのLGBTコミュニティに対する唯一の同意の身振りだ。

あるロシアゲイは語る。「EBU (European Broadcasting Union)は、モスクワ当局にプライドを許可するよう主張できるはずです。しかし、かれらは何もしない。オランダだけが公式にプライドを支持しています」。ユーロビジョンに多額の出資をしているフランスドイツスペイン英国の放送局は、なにも公式コメントを発表していない。

The internationally-known Russian girl pop duo t.A.T.u. will be appearing in Saturday's Eurovision final telecast, along with the Alexandrov Ensemble of the Russian Armed Forces. Often described a "scandalous" for the projection of a lesbian image, the girls made a brief, but poingniant apperarance in the banned Moscow Gay Pride in 2007. But the appearance of t.A.T.u is the only official Eurovision 'nod' to the LGBT community. "The EBU (European Broadcasting Union) would be able to insist that the Moscow authorities allow our Pride," one gay Russian commented. "But nothing - only the Netherlands have so far publicliy supported the Pride." The broadcasters from France, Germany, Spain and UK, who largely bankroll the Eurovision Song Contest (and have automatic entry into the final) have made no public comment so far.

  

21:00

シカゴに拠点を置くLGBTアクティヴィスト、Andy Theyerが土曜日のスラヴ・プライド参加のためにモスクワ入り。

Chicago-based LGBT activist Andy Theyer has arrived in Moscow ahead of Saturday's Slavic Pride.

15:30

オランダのオープンリー・ゲイユーロビジョン出場者、ゴードンは、木曜日のセミ・ファイナルではキラキラのコスチュームにロシアゲイムーブメントのピンバッチをつけて出場すると語っている。

また、もしファイナルに残れなければ、土曜日のゲイ・プライドに参加すると。

先週末、彼はもしToppersが決勝戦に進み、土曜の午後に予定されているプライドが弾圧されたら、出場をボイコットしてアムステルダムに帰ると発表していた。

The openly gay member of the Netherlands entry in the Eurovision Song Contest, Gordon, has said that he will be wearing a Russian gay movement pin on his glittery costume during Thursday’s semi-final live telecast performance of Shine by the vocal trio Toppers. . He also said he will join Saturday's Gay Pride 'March' if the group fails to make it to the final. At the weekend, he said that if Toppers make it to Saturday's final and the Gay Pride event planned for the afternoon is banned he would refuse to perform and take the flight back to Amsterdam in protest. The other two in the trio, Jeroen van der Boom and Rene Froge, said at the weekend they would make their decision tomorrow following the semi-final.

  

15:00

オランダは土曜日のユーロビジョン決勝戦をうまく「ブラックアウト(停電)」させることになるかもしれない。オランダ紙『AD』の報道によれば、公共放送NOSは、もし当局が力を使ってスラヴ・プライド弾圧を弾圧すれば、オランダの出場者を撤退させ、全競技の放送を止めることを決定している。

The Netherlands could well "black-out" the Eurovision Song Contest final on Saturday. A report in the Dutch newspaper AD says that public service broadcaster NOS has decided it will withdraw the Dutch entry and may take the whole competition off-air if the authorities use force to prevent the Slavic Gay Pride from taking place in Moscow.

  

11:00

ロシア作家連合(The Russian Writers Union)は、モスクワ市長のバルティック・プライド弾圧を支持していると、今朝インターファックスが報道。作家連合は集会を催すというその計画を「ロシアの敵対者による挑発」と呼び、もし実行すれば「精神障害のある人々を用いてモスクワに攻撃的なイメージを」与えることになる…」と語っている。

is backing the Mayor of Moscow's ban of Baltic Pride, Interfax reports this morning. The Union calls the plan to hold the rally a "provocation by Russia's adversaries" and say that if it goes ahead it will give an "offensive image of Moscow by using mentally impaired people..."

  

01:00

昨夜[1=2日夜]、メディアの関心はスラヴ・プライドについての論争からユーロビジョンへ。最初のセミ・ファイナルで、10カ国が16日の決勝戦に進むことに。第2回のセミ・ファイナルは木曜日、もう10カ国が決勝進出する予定。ホスト国のロシアと、フランスドイツスペイン英国の5カ国は自動的に結晶へ。詳細はオフィシャルサイト参照。

Last night, the attention turned from the controversy around the Slavic Pride, to the Eurovision Song Contest itself. It was the first semi-final - and ten countries emerged to go through to Saturday's final. Second semi-final is on Thursday when another 10 countries will go forward to the final, with 25 participating countries. Five countries, Russia (the host country), France, Germany, Spain and the United Kingdom, automatically qualify. Go to the OFFICIAL EUROVISION WEBSITE for details of the first semi-final - and videos.

2009-05-12

「歴史」を描き、伝える〜『MILK』

| 「歴史」を描き、伝える〜『MILK』 - Ry0TAの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「歴史」を描き、伝える〜『MILK』 - Ry0TAの日記

  

ブライアン・シンガーの『X-MEN 1』を観たときの衝撃は、忘れられない。

すでに仕込んでいた評判に期待して観始めたのではあった。オープンリー・ゲイのシンガー監督が、アメコミSFの設定に、現代の現実のセクシュアル・マイノリティの境遇をダブル・ミーニングで織り込んだ作品だと。

だが、衝撃は、予測を上回った。

映画は、ミュータントへの対処法に紛糾する議会のような場で始まる。ミュータントへの嫌悪と警戒を煽る政治家が、興奮したように叫ぶ。「ミュータントの教師に子どもを預けられるのか!」

ーーアメリカのLGBT史をほんの少し知っている人間なら、叩きつけられるようなフラッシュバックに襲われる。のっけから襟首を掴んで映画の裏の意味ーーアメリカのセクシュアル・マイノリティの格闘の歴史の奔流の中に投げ込まれ、一気に連れ去られる。差別迫害の視線に抗いながら生き延びようとするミュータントたちは、もはやセクシュアル・マイノリティにしか見えない。

  

「ミュータント」を「ホモセクシュアル」に置き換えるといい。1978年のプロポジション6。ブライアン・シンガーは、『X-MEN』をセクシュアル・マイノリティの物語として紡ぐために、まず観客をハーヴィー・ミルクの時代に連れてゆく。

  

たぶん、恐らく、そういう存在なのだ、アメリカにおいて、「ミルク」は。

  

21世紀のいま、ガス・ヴァン・サントがハーヴィー・ミルクの映画を撮った理由を、誰もが考えるのではないか。

決してメジャーではないが、エプスタインによる優れたドキュメンタリー映画がある。いまあらためて、フィクションとしてハーヴィー・ミルクの映画を作った動機は、なんだったのか。

  

そんなもの、ガス・ヴァン・サントと、もの凄い情熱で脚本を書いたダスティン・ランス・ブラックに訊いてみなければ分からないし、(訊くことはできなから)どんな答えが返ってくるかも分からないが、結果として、この映画が「いま」果たしたことは、1970年代の同性愛権利運動の「歴史」を描き、伝えることだったのではないか。

  

ここでの「歴史」は、歴史学でいう「歴史」ではなく、いわゆる「大文字のヒストリー」、集合的記憶に近い。

歴史的事実を実証的に再構築するというより、のちの人間がその遺産を未来へと引き継いでゆくための歴史の語り。

ショーン・ペンというリスペクタブルな俳優が敬意をこめて演じたハーヴィー・ミルクは、ペンの圧倒的な演技力で僕を猛烈に惹き付けたが、ペンというアメリカを代表する名優が演じているというのだという印象が最後まで消えなかった。「ショーンはハーヴィーそのもの、演技だなんて思えなかった。息を飲むほど驚いた」撮影現場にいたアン・クローネンバーグの言葉は、真実なんだと思う*1。だが(あたりまえだが)ミルクを知らない僕には、ショーン・ペンのハーヴィー・ミルクは、生身の人間というより、現代の僕らの理想を投影するイコンに見えた。

  

こういうかたちで「歴史」を描き、伝えるということは、「歴史」を「編集」することだ。多面的に、何通りにも解釈し評価できる複雑な事実の相当部分を敢えて切り捨て、伝えるべきストーリーを切り出す。

ミルクの演説に救われ、自腹を切ってミルクの生涯について調べ、クリーヴ・ジョーンズをはじめとするミルクの同胞たちにインタビューして作り上げたブラックの脚本は、とても美しく、音楽みたいに演出されている。たとえばあの、誕生日のクリーム・パイのエピソード。ミルクが誕生日にクリーム・パイを顔にぶつける悪ふざけが好きだったことは、「歴史的事実」らしい。映画ではこのエピソードが、ミルクの生涯の変化、ミルクとスコットの関係の変化を示す小道具として、ストーリーの中に定期的に蘇るテーマのように演出されている。「歴史的事実」と違う点は、あっちこっちに見つかる。だが嘘があるわけではなくて、とても巧みに編集されているのだ。

  

このように編集された「歴史」は、どんな効果を持つだろう。

この映画を観て、ハーヴィー・ミルクの時代、1970年代の同性愛者権利運動の転換期(そのスタイルは、現代まで続いている)の歴史に関心を持った人は、さらに自分で本を読んだり、調べることで、その時代のもっと複雑な様相を知ることができる。が、そこまでしない人には、「これ」が「歴史」として記憶に刻まれるだろう。それは同時に、ほかの解釈が消去されることを意味する。ショーン・ペンという名優が演じたことで、アカデミー賞を取ったことで、この「歴史」は「正史」にもなるだろう。映画という「フィクション」は、そのぐらいのインパクトを持つのではないか。

  

それが悪い、というのではない。「歴史」を分かり易く伝えるということは、敢えてその「編集」をやることかもしれない。ガス・ヴァン・サントやダスティン・ランス・ブラックは、「編集者」としては信頼できる、誠意のある作り手だろう。ではそこでどんな編集がなされたのか、編集のやりかたをどう感じたか、なにか感想を述べるとしたら、そこだろう。

(まだ途中)

*1:『写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』p. 113.

2009-05-11

欲望の表象に対する批判への反応、について、メモ

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マサキチトセさんのエントリに対するブックマーク

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/cmasak/20090510/1241885465

  

最近、国外で販売禁止になったアダルトゲームについて、規制や禁止には異議を唱えつつも、問題のゲームの「レイプ→妊娠→中絶」というプロットが、女性のリプロダクティブ・ライツを蹂躙するパターンをなぞっていること、プロットに見られる欲望が現実社会の性差別構造を如実に反映していることを批判したものだ。

  

エントリも、エントリをさまざまに批判・反論するブックマークコメントも、注目を集めているらしいが。

  

しかし、僕が気になったのは、拒否的なブックマークコメントが示している、リアクションのある「型」だ。欲望の表象に対する批判は、かなり決まりきった型の反応を呼んでいる。

(もちろん、すべてのコメントがそうだというのではないが)

  

このパターン化されたリアクションが、僕は気になる。

悪いというのではない。むしろ、もし僕が自分の好きな、自分の欲望を満たしてくれる表象を批判されたとしたら、やはり同じようなリアクションに走るのではなかろうか。だから気になる。これは一種の「陥穽」のようなものだ。

そうしたリアクションの陥穽に陥らずに、批判に応答する道を見つける、それをどうすればいいのか。

思いつく答えは今のところなく、陥穽から抜け出したとして、そこで可能になる応答の方法も、具体的に思いつけずにいる。

のだが、とりあえず考えるために、いくつかの「陥穽的リアクションのパターン」と思ったものを、メモだけしておく。

(ザクザクと書いたのでたぶん不完全、あとで加筆するかもしれない)

  

リアクション1:「規制」「禁止」する気か?それは表現の自由の侵害だ

元エントリはハッキリ規制に疑問を呈しているのだが、「批判→規制」と飛躍した受け止めかたが少なからず見られたのは、一つにはゲーム販売禁止のニュースの直後で、このエントリを規制賛成や規制賛成に「利する」内容だと取られたということもあるのかもしれない (しかしそれは「読み間違え」であって、読み間違えた人は、その点反省して読み直すべきだと思うが)。

  

でも、それだけだろうか?

「批判」を「糾弾」「存在の否定」と受け取り、提起された議論を共有することを拒んでしまっていないか ?

  

リアクション2:みんなやっているじゃん、別に○○だけじゃないじゃん

  • バリエーション「○○の消費者には女性もいる」「少女漫画の方が(類似のプロットは)多い」→その表象の背景にある社会構造で差別されている集団にも、その表象を歓迎する人がいることを強調する
  • バリエーション「××も△△もあるのに、なぜ○○『だけ/ばかり』を」→自己の欲望『のみ』が批判されているとして、その不当性に抗議する
  • バリエーション「○○消費者に対する偏見・差別・抑圧」
  • バリエーション「『レイプ』より『殺人』のほうが問題だろう」→「もっと酷いものがある」と批判をかわす
  • 別のバリエーション「誰かを傷つけない表象などない」「差別的でない作品などない」…→「普遍」的議論に飛躍、「諦め」「シニシズム」で批判を無化(「男の欲望ってのは所詮…」なども、このバリエーションか)

  

これははっきりいって、話をそらしているだけだ。

ひとつのタイプの表象(この場合は、アダルトゲームにおけるレイプ→妊娠→中絶というプロット)と社会構造との関係が問われているとき、別のものを持ち出すのは誤魔化しでしかない。

別のものも、もちろん、重要だ。それは、また別の機会を設けて問えばいい。

「皆やっている」は、「皆がやっているからいい」ではなく、「やっている皆が、それぞれに問題なのだ」。

  

リアクション3:「不快」に思うのは自由/誰かにとって「不快」でないものはない

  • バリエーション「「不快」なら見なければ良いだけ」
  • 別のバリエーション「誰かを「不快」にさせないよう、隠れて楽しもう」

  

リアクション2と分けたのは、この種のリアクションはさらに、「ある社会構造がある暴力的な欲望の表象に反映する」という問いを、「個々の不快感」の問題に均してしまい、問われた社会構造(この場合は、女性のリプロダクティブ・ライツをめぐる性差別的構造)を無視させるという問題を持つからだ。単に「これは○○にとって不快だ」「○○が傷つく」という「配慮」を示すことは、「なぜ○○はそのような可傷性(ヴァルネラビリティ)を持たざるを得ないのか」という問題を知っている、考えているということとイコールにはならない。

  

「どんな表現だって誰かには不快だ」という主張の問題は:

  • (リアクション2と同様に)問われた問題のシンギュラリティを無視する。
  • 「快不快=人がどう感じるか」が判断基準になると、性差別的社会構造への思考へ発展しない。(別のバリエーションのように)過剰に恥じて引っ込むか、開き直るかという道しかない。

  

リアクション4:現実と虚構の区別ぐらいつけるのが当然

  • バリエーション「現実に不可能な欲望を虚構で満たしている」「虚構の消費のお陰で現実の差別・暴力が起こらない」→…

  

実際の行動の領域では、これがいちばん「現実的」な立場表明なのだろう。だが…

元エントリは、欲望の表象差別的な社会構造からそのプロットをくみ上げる「欲望の灌漑路」についての議論を求めているのだ(前日のエントリと併せて論者の考えを踏まえれば)。「いや、現実と虚構の区別冴えすればよいのだ」というのは、「欲望の灌漑路などない」「考える必要はない」と言ってしまっているに等しくないか。

  

虚構と現実は違う、現実ではそのような欲望は決して表出しないしましてや実践などしない…それはまったく正しいだろう。

が、それさえ前提にすれば、女性の尊厳を著しく蹂躙するようなプロットを、(もし現実に起これば女性の尊厳を著しく蹂躙する、というところからその禁忌的な刺激を吸い上げているのであろうプロットを、)思う存分楽しんでよい、という話になるのだろうか?

これは想像だが、そこまで徹底して吹っ切れているプレイヤーは、滅多にいないのではないか(もちろん、そういう人も、いるのだと思うが)。

これは、社会によってどうこうできる話ではない。ほぼ人間の内面の話だ。

僕は、妄想は、一度現実とつき合わせてみるべきではないか、と思う。

性暴力というものがどういうものなのか、少しでも現実に接し、苦痛や、怒りを知り、それでもそこに快感を得られるものなのか、確かめてみるべきではないか。

現実を知ってなお、その欲望の表象が自分に必要であれば、そういう欲望をもつ自分と、他者の現実の齟齬に向き合えばいい。そうしたら、もしかしたら、そこに何かが生じるのではないか。

だが、虚構の中で満たす自分の快楽を維持するために、敢えて現実を無視するために、「現実と虚構は違う」と言いつのるのなら、そこにはなにか誤摩化しがないだろうか。…

  

リアクション5:じゃあ、どうしろっていうの?

それを考えたい、話し合いたいのだということだ…

「ホモフォビア」概念の問題点(Wikipedia)

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Criticism of the term - Homophobia - en.Wikipediaより、英米での議論。

http://en.wikipedia.org/wiki/Homophobia#Criticism_of_the_term

あとから翻訳する。

  

ホモフォビアという語に対する批判

Criticism of the term

  

ホモフォビアという語はしばしば、偏見に根ざした憎悪や差別を意味する他の用語とひとまとめにして用いられる。1998年の演説で、Coretta Scott Kingは、「ホモフォビアは、人種主義や反ユダヤ主義など、多くの人びとを非人間化し、その人たちの人間性、尊厳、個性を拒否する、偏見に根ざした憎悪と同じようなものだ」と強く主張した[10]。同様に、George Yanceyは、Christian Ethics Todayの中で、「セクシズム、レイシズム、階級差別、またはホモフォビア」を互いに関連づけ、それらすべてを「様々な差別」と看做している。とはいえ、彼はそれらがあらゆる点で等しいものではないとも論じている[11]。

The term homophobia is often used collectively with other terms denoting bigotry and discrimination. In a 1998 address, Coretta Scott King asserted that, "Homophobia is like racism and anti-Semitism and other forms of bigotry in that it seeks to dehumanize a large group of people, to deny their humanity, their dignity and personhood."[10] Likewise, George Yancey, writing in Christian Ethics Today associates "sexism, racism, class distinctions, or homophobia" with one another and views them all as "varieties of discrimination," although he argues that they are not identical.[11]

  

1993年、行動学者のWilliam O'DonohueとChristine Casellesは、この用語が話者が認めない価値観や立場を擁護する人に対する人格攻撃的な議論で用いられていると論じ、この用語の使用は「通常の使われ方では、ある開かれた、議論の余地のある価値観を擁する立場に対し、語の正しい用法を外れた軽蔑的な評価を与えるものだ、かつて同性愛に付与されていた病的な複合概念と同じようなものである」と結論づけた。男らしさの社会的概念は、単に女性に惹きつけられることによって定義されるのではなく、男性に男性に否定的に惹きつけられることによっても、定義される。科学的な語源の用語をもって、何か男らしくないものへの恐怖をつけ加えることは、意見を異にする人間を男らしくないと仄めかすために、本来の用法を外れて用いられるだろう。[12]<←この箇所、意味が取れない>

In 1993, behavioral scientists William O'Donohue and Christine Caselles concluded that the usage of the term "as it is usually used, makes an illegitimately pejorative evaluation of certain open and debatable value positions, much like the former disease construct of homosexuality" itself, arguing that the term may be used as an ad hominem argument against those who advocate values or positions of which the speaker does not approve. The social construct of masculinity is not defined by attraction to females alone but also by negative attraction to males. The addition of a fear of something unmasculine, given the terms scientific etymology, may be used illegitimately to imply that anyone with a different opinion is unmasculine.[12]

  

エックス・ゲイ運動とかかわりのあるThe National Association for Research & Therapy of Homosexualityは、ホモフォビアの語を「しばしば、同性愛行為に反対する人を、道徳的なだけでなく、心理学的、医学的な背景に基づいて描写するために、不正確に用いられる」と表現する。かれらは、「厳密に言えば、しかし、その用語は実際には同性愛に対するフォビア-あるいは、非理性的な恐怖-を持つ人を意味している。はっきりとした主義に基づく[同性愛への]異議は、ゆえに、『ホモフォビア』と呼ばれることは出来ない」。[13]

The National Association for Research & Therapy of Homosexuality, an organization affiliated with the ex-gay movement, describes the term homophobia as being "often used inaccurately to describe any person who objects to homosexual behavior on either moral, psychological or medical grounds." They claim that, "Technically, however, the terms actually denotes a person who has a phobia — or irrational fear — of homosexuality. Principled disagreement, therefore, cannot be labeled 'homophobia.'"[13]

  

Some researchers within the field have preferred other terms to "homophobia." For example, Gregory M. Herek, a researcher at the University of California, Davis, compared several related terms: "homophobia", "heterosexism", and "sexual prejudice". In preferring the latter term, he noted that "homophobia" was "probably more widely used and more often criticized", and observed that "Its critics note that homophobia implicitly suggests that antigay attitudes are best understood as an irrational fear and that they represent a form of individual psychopathology rather than a socially reinforced prejudice." He preferred "sexual prejudice" as being descriptive and free of presumptions about motivations, and lacking in value judgments as to the irrationality or immorality of those so labeled.[14][15]

  

In 1980 Hudson and Ricketts proposed the term "homonegativity," arguing that "homophobia" was unscientific in its presumption of motivation.[16]

Some recent psychological literature suggested the term homonegativity, reflecting the perspective that behaviors and thoughts that are frequently considered homophobic are not fear-based but instead reflect a disapproval of homosexuality.[17][18]

  

Similar terms, such as heterosexism, have been proposed as alternatives that are more morphologically parallel, and which do not have the association with phobia. Heterosexism refers to the presumption that all people are heterosexual and/or to the privileging of heterosexuality over homosexuality.

Religious critics have also criticized the definition of the term as an attempt by individuals in the gay community to marginalize those who disagree with them, stating that because Weinberg framed his definition in the context of a religious fear, he created a stereotype, and they refute the idea that fear always leads to brutality.[19] Many mainstream religions advocate kindness towards homosexuals, despite the fact that they disagree with homosexuality in principle. This is typified by the following statement: "The Church’s opposition to same-sex marriage neither constitutes nor condones any kind of hostility towards homosexual men and women. Protecting marriage between a man and a woman does not affect Church members’ Christian obligations of love, kindness and humanity toward all people."[20]

  

Note

[10]Chicago Defender, April 1, 1998, front page

[11]Is Homophobia The Same As Racism/Sexism? By George Yancey, Assistant Professor

http://www.christianethicstoday.com/Issue/040/Is%20Homophobia%20The%20Same%20As%20Racism-Sexism%20By%20George%20Yancey_040__.htm

[12]O'Donohue, William and Christine Caselles (September 1993). Homophobia: Conceptual, definitional, and value issues. Journal of Psychopathology and Behavioral Assessment, 15 no. 3.

http://www.springerlink.com/content/n0264m864t146585/

[13]NARTH Position Statements, National Association for Research & Therapy of Homosexuality, 27 February 2008 (accessed November 13, 2008)

http://www.narth.com/menus/positionstatements.html

[14]Herek, Gregory M. (2000). The psychology of sexual prejudice. Current Directions in Psychological Science, 9 (PDF)

[15]Herek, G. M. (1990). The context of anti-gay violence: Notes on cultural and psychological heterosexism. Journal of Interpersonal Violence, 5, 316-333

[16]Hudson, W. and Ricketts, W. (1980) A strategy for the measure of homophobia. Journal of Homosexuality, 5, 357–372.

[17]Homophobia | TEACH Project[dead link]

{18}Homophobia is a misnomer, according to a group of U.S. psychologists.

http://web.archive.org/web/20071224153144/http://www.planetout.com/news/article-print.html?2002/06/13/3

[19]Same-Gender Attraction - LDS Newsroom

http://newsroom.lds.org/ldsnewsroom/eng/public-issues/same-gender-attraction

[20]The Divine Institution of Marriage - LDS Newsroom

http://newsroom.lds.org/ldsnewsroom/eng/commentary/the-divine-institution-of-marriage

2009-05-09

「ホモフォビア」概念の成立と問題点(河口和也)

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5月17日IDAHO(国際反ホモフォビアの日)のために。

ホモフォビア」概念の成立と問題点について、基本教科書。

  

クイア・スタディーズ (思考のフロンティア)

クイア・スタディーズ (思考のフロンティア)

  

第1部「レズビアンゲイ・スタディーズからクィア・スタディーズへー欲望の理論と理論の欲望」第2章「レズビアンゲイ・スタディーズ」「4. ホモフォビアヘテロセクシズム」pp. 29-31.

  

 ちょうどアルトマンの著書[『同性愛ー抑圧と解放Homosexual: Oppression and Liberation』1970年代以降の同性愛解放運動の理論的支柱となった著作、詳細は本書pp. 23-29.]刊行の1年後、1972年にジョージ・ワインバーグが『社会と健康な同性愛者Society and the Healthy Homosexual』で「同性愛嫌悪(ホモフォビア)」という概念を提唱した。同じ年、フランスでは、解放主義者であり精神分析学者であるギ・オッカンガムが『ホモセクシュアルな欲望』を世に出し、その冒頭で「問題なのは、同性愛の欲望ではなく、同性愛に対する恐怖なのである。なぜ、その〔同性愛という〕言葉を単に述べることが嫌悪や憎悪の引き金になってしまうのだろう」と述べ、同性愛を忌避し、恐怖・嫌悪する社会の側を問題化した。このように同性愛を抑圧・差別する社会にその原因を求めるようになったのは、解放主義的傾向が強くなった70年代に入ってからの特徴であり、レズビアンゲイ研究にとって、「同性愛嫌悪」という概念を確立したのは、まさにパラダイム転換といってよいほどの変化といえる。このホモフォビア概念は、レズビアンゲイ研究におけるキー概念となった。

  

ホモフォビア」は、心理学起源の養護であり、当初はアゴラフォビアなど他の恐怖症と同じようなものとして示唆されている。こうして同性愛に対する恐怖、態度、あるいは偏見などの問題として位置づけられ、同性愛差別する個人の精神的状態の問題となった。アングロアメリカ社会では、社会的な問題を個人主義的なものとして、心理学的に説明することが行われることが多い。こうした条件下で、ホモフォビアはある種「常識的な」説明として好んで用いられていると考えられる。ホモフォビアは偏見をもった諸個人による合理化できない恐怖心や誤解を意味し、したがって、こうしたホモフォビアを緩和するためには、心理療法や教育に依拠することになる。しかし、このようにホモフォビアをひとつの「病理」として構築することは、同性愛を病理化しないかわりにもうひとつの病気を生み出すことにつながってしまうのだ。それゆえに、ケン・ブラマーは、「それは精神的な疾病を強化しており……女性を無視しており……一般的な性的抑圧から目をそらす働きをし……全体的な問題を個別化してしまっている」と、問題性を指摘し、警鐘を鳴らしている(K. Plummer (ed.), The Making of the Modern Homosexual, Barnes & Nobles, 1981, p. 62.)。また、セリア・キッツィンガーが述べているように、ホモフォビアは「社会の平等主義的規範から逸脱した特殊な諸個人の個人的病理になった、したがって社会制度や社会的組織に根ざした政治的問題としてのわれわれの抑圧の分析を隠蔽してしまっている」という、同性愛差別を社会における構造としてとらえようとするときの隠れ蓑になってしまう危険性も存在するのだ(C. Kitzinger, The Social Construction of Lesbianism, Sage Publications, 1987, p. 154.)。

  

 ホモフォビア心理学のなかで洗練された概念であるとすれば、ヘテロセクシズムは、性差別(セクシズム)と人種差別(レイシズム)を参照し、同性愛異性愛という互いに対立するカテゴリー間の多面的かつ体系的な形式に直面した運動に依拠する社会学的な研究領域から出てきたものである。バリー・アダムによれば、イデオロギー的なものだけではなく、構造化され、制度的かつ物質的なものをめぐる、より社会学的な概念をヘテロセクシズムは提示しているのだ。

  

 ホモフォビアヘテロセクシズムは、由来する学問領域は異なるが、現在ではほぼ同義の概念として流通し、少なくともレズビアンゲイ研究においては、個人主義的な病理というホモフォビアのとらえ方はすでになされていないと言ってもよいだろう。

  

ホモフォビア概念の問題点

ホモフォビア」という心理学由来の概念は、同性愛嫌悪的な感情や態度を個人の病理の問題として捉えることで、社会的・制度的な異性愛中心主義や同性愛差別をむしろ隠蔽してしまうという問題をもつ。

上記引用の末尾で指摘されているように、レズビアンゲイ・スタディーズやヘテロセクシズムの問題に関心を持つ人は、ホモフォビアが「社会の病理」であるという前提を了解しているだろう。だが、「ホモフォビア」という概念をよく知らない人はそうではない。「個人の内面で同性愛を嫌悪しようが、それは自由だ」ということになり、「ホモフォビア批判」は、意味をなさなくなる。

これについては、macskaさんの次のエントリが重要。

フォビアで苦しむのは、フォビアを抱えている当人の側 - *minx* [macska dot org in exile]

2009-05-08

Greg Klyma - Human, Like You

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歌詞はここの中

Human, Like You - In the Meantime - Greg Klyma lyrics

  

曲はここの中

Songs for Matthew Shepard - Queer Music Heritage

  

僕らは同じ通りを歩き、同じ空気を呼吸する

君に関するかぎり、共通点はそこで終わる

でも、ああ、君は何者なんだ、行って、何が正しいのか僕に語る

信じようと信じまいと、僕は自分の人生を愛しているんだ

向き合うにはあまりにつらい、でも僕は怖い、それが真実じゃないかと

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

  

君は天にいる神の教えを僕に説く

そして、ほら、僕を十字架にかけ、憎悪する、僕がどんなふうに人を愛するかということのために

でも、ああ、君は何者なんだ、行って、何が正しいのか僕に語る

信じようと信じまいと、僕は自分の人生を愛しているんだ

向き合うにはあまりに辛い、でも僕は怖い、それが真実なんじゃないかと

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

  

僕らの歴史の、ある時代のことだった

僕らは違う人種を認めることができなかった

もしこれが進化なのなら、神よ、今こそ助けてくれ

ホモフォビアの中であなたを理解することはできないから

  

そして彼らは彼の頭を打ち砕き、彼をフェンスに縛りつけた

案山子のような姿で、ゆっくりと死んでいった、それに特に深い意味なんてない

僕らは同じ通りを歩き、同じ空気を呼吸する

でも僕らの違いが僕らの立場を決める、そして、彼らはいつもそこにいるだろう

  

慣れればいい

  

でも、ああ、君は何者だ、行って、何が正しいのかを語る

信じようと信じまいと、彼らは自分の人生を愛している

向き合うにはあまりにつらい、でも、僕は怖い、それが真実なんじゃないかと

好むと好むまいと、君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は人間なんだ

  

2年前に訳してみようと思って諦めた歌詞だが、やっぱり上手く訳せない(間違いだらけだろうな)。

  

最初に聴いたとき、「僕」は「僕」、つまり歌い手・聴き手自身だろうと思っていた。歌い手・聴き手が、自分は殺されたマシュー・シェパードと「同じ人間」で、生きていたい(人生を愛している)と叫ぶのだ、と。少なくとも僕はそう思いたかった。「向き合うのがつらい」「怖い」「生きていたい」「僕はあなたと同じ人間だ」という言葉は、シェパードの死を前にしたときの自分自身の言葉としか思えなかったからだ。

(シェパードが「僕」である、つまりシェパードの経験に自己同一化しながら歌う・聴く、あるいは彼の経験を他の人間が代弁するというのは、僕には不可能なことに思われた)

  

でも、それはいくらなんでも無理があるんだろう。

歌詞の内容に則していけば、たぶん、「僕」はやはりホモフォビアで殺されたマシューで、同じ通りを歩き同じ空気を吸っても「僕」とは違う、正しいことを説く「君」は、ホモフォビア社会の人々なんだろう。「僕」はそんな人々に、「君と同じ人間」で「生きていたい」のだと切々と訴えている?

  

…歌は好きだが、あまり歌詞の意味は面白くないかもしれない。

(「同じ人間」だと言わなければならないというのが、凄く差別的で悲しすぎる)

  

第4連で「僕」は(マシューだとしたら)「彼」になる。「彼ら」は殺害者だ。じゃあ、第5連の「彼ら」は誰なんだろう。ヘイトクライムを起こす人々のこと?それとも、ヘイトクライムを恐怖する同性愛者たち、という意味?

(それも、「われわれ=異性愛者/かれら=同性愛者」という感じで、面白くないな)

  

英語が分からないせいだが、どうも理解し切れないところが残る歌。最初に焼き付いた印象からなかなか離れられない、離れたくない、というのも、あるかもしれないが。

  

5月10日追記

そうだ。

歌詞の中の「私(I)」と「あなた(You)」が、一貫して同じものを指していると考える必要はなかったんだ。なんて単純な発想の転換(それを考えなかった自分が単に頭わるい)!

  

「私」「あなた」で表される人間、向き合い、呼びかけ合い、しかし1つにはなれない(「同じ」にはなりえない)2人の人間は、僕の考えでは、マシュー・シェパードに代表されるヘイトクライム犠牲者と、かれらを殺すホモフォビア社会に生きている人間(歌い手、聴き手)だ。

執拗なぐらいに「君と同じ人間なんだ」と繰り返されているが、両者は決して「同じ」にはなれない。呼びかけ合っているが、そもそも、(正しいことを説いているらしい)相手が誰なのかも分かっていないのだ。繰り返される「僕は君と同じ人間だ」は、強烈な願いでもあるが、強烈な皮肉でもある。

  

第1連

僕らは同じ通りを歩き、同じ空気を呼吸する

君に関するかぎり、共通点はそこで終わる

でも、ああ、君は何者なんだ、行って、何が正しいのか僕に語る

信じようと信じまいと、僕は自分の人生を愛しているんだ

向き合うにはあまりにつらい、でも僕は怖い、それが真実じゃないかと

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

「僕」は歌い手(聴き手)で、「君」はマシュー・シェパード。

シェパードの死に、恐れ,恥じ入りながら、自分は(あなたがそうだったように)生きていたい、あなたと同じ人間だ、と叫ぶ。だが、ヘイトクライムに殺された「君」と、ヘイトクライムで殺されず、ヘイトクライムを起こす社会のなかで生き延びている「僕」は、同じではない。

  

第2連

君は天にいる神の教えを僕に説く

そして、ほら、僕を十字架にかけ、憎悪する、僕がどんなふうに人を愛するかということのために

でも、ああ、君は何者なんだ、行って、何が正しいのか僕に語る

信じようと信じまいと、僕は自分の人生を愛しているんだ

向き合うにはあまりに辛い、でも僕は怖い、それが真実なんじゃないかと

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

「僕」は亡くなったマシュー・シェパード(ヘイトクライム犠牲者)だと思う。

これは、第1連に対する返歌だ。

同性愛は罪だ、という神の教えを説きながら「僕」を殺した「君」に、生きていたい、僕は「君と同じ人間なんだ」と訴えるかもしれない。だが「君」は「僕」を「同じ人間」だと認めなかったから、シェパード(たち)は殺された。

  

第3連は、差別の歴史が語られる。

人種差別の克服(が実現しているとは言えないかもしれないが)が「進化」なら、

(そして「進化」が神の意志だったなら、)

いまこそ、神に助けて欲しい。人間は進化を必要としている。

  

第4連

そして彼らは彼の頭を打ち砕き、彼をフェンスに縛りつけた

案山子のような姿で、ゆっくりと死んでいった、それに特に深い意味なんてない

僕らは同じ通りを歩き、同じ空気を呼吸する

でも僕らの違いが僕らの立場を決める、そして、彼らはいつもそこにいるだろう

慣れればいい

まるで新聞記事を読むように、マシュー・シェパード事件のことが語られる。

差別社会では、同じように通りを歩いて同じように呼吸をしている同じはずの人間が、差別によって分たれる。

そして、「違う」人間を殺す者が、常に存在する。

  

第5連は、もう錯綜している。

「僕」は生きている僕(歌い手、聴き手)かもしれないし、マシュー・シェパードや、ヘイトクライムで殺された人々かもしれない。

呼びかけられている「君」は僕かもしれないし、マシューかもしれないし、すべての人間かもしれない。

生きていたい「彼ら」は、ヘイトクライム犠牲者かもしれない、加害者かもしれない、ヘイトクライム犠牲者と加害者を生み出す社会を許しているすべての人間(僕ら)かもしれない。

それらがすべて皆「同じ人間だ」「人間なんだ」という悲鳴のような呼びかけに答えはなく、願いは願いのままに消える。

でも、ああ、君は何者だ、行って、何が正しいのかを語る

信じようと信じまいと、彼らは自分の人生を愛している

向き合うにはあまりにつらい、でも、僕は怖い、それが真実なんじゃないかと

好むと好むまいと、君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は君と同じ人間なんだ

好むと好むまいと、僕は人間なんだ

  

……まだ無理があるかもしれないけど、僕はこう読むことに決めた。

2009-05-07

サンフランシスコ・プライドの歴史~『MILK』

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『MILK』について考えるために。

  

サンフランシスコ・プライドの発祥

SF Pride Frequently Asked Questions - San Francisco Pride

How did San Francisco Pride begin?

The annual Pride Celebration commemorates the rebellion of LGBT patrons of the Stonewall Inn in New York City’s Greenwich Village in response to a routine police raid on June 27, 1969. The following year, a “Gay-In” that took place on June 27, 1970 that was the early progenitor of the current Pride Celebration. Since 1972, the event has been held every year, though under various names: “Christopher Street West” in 1972, “Gay Freedom Day” from 1973 to 1980, then “International Lesbian & Gay Freedom Day Parade” from 1981 to 1994, and finally, its present appellation, San Francisco Lesbian Gay Bisexual Transgender Pride Celebration.

Since its modest beginnings, San Francisco Pride has ballooned into one of the largest and most well-known Pride events in the world. Pride events everywhere have come to symbolize several things: the long history of Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender, and Queer resistance to the gender and sex binaries and the hegemony of heterosexist institutions, the freedom of all people to meaningfully and proudly express their sexual and gender identities, and the commitment of LGBT people to combating oppression. From this history of rebellion grew the mission of San Francisco LGBT Pride: to educate the World, celebrate our culture, commemorate our heritage, and liberate our people.

  

1970年~1978年のサンフランシスコ・プライド

San Francisco Pride - en.Wikipedia

YearDatesFestival nameThemeEstimated attendance(note)
1970June 28Gay-in
1971 No Pride festival
1972 Christopher Street West 54,000ミルク、サンフランシスコに移住
1973 Gay Freedom DayA Celebration of the Gay Experience42,000
1974 Gay Freedom DayGay Freedom by ’7660,000 「カストロ・カメラ」のフロート(?)を出して参加
1975 Gay Freedom DayJoin Us, The More Visible We Are, The Stronger We Become82,000
1976 Gay Freedom DayUnited for Freedom, Diversity is our Strength120,000
1977 Gay Freedom DayGay Frontiers: Past Present, Future250,000
1978 Gay Freedom DayCome Out with Joy, Speak out for Justice240,000市政執行委員としてパレードに参加

  

SF Pride Photos & Archives - SF Pride

1970年から各年のポスター、写真、パレードの情報(実行委員会・ルートなど)が見れる。

フォックス下院議員(ノースカロライナ州)「マシュー・シェパード事件は憎悪犯罪ではない」発言の背景(リンク集め中)

| フォックス下院議員(ノースカロライナ州)「マシュー・シェパード事件は憎悪犯罪ではない」発言の背景(リンク集め中) - Ry0TAの日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - フォックス下院議員(ノースカロライナ州)「マシュー・シェパード事件は憎悪犯罪ではない」発言の背景(リンク集め中) - Ry0TAの日記

みやきちさんのLGBTニュースから。

ノースカロライナ州下院議員「マシュー・シェパード事件は“でっち上げ”」→批判され「謝罪」するも誠意無し-みやきち日記

  

ノースカロライナ州下院議員ヴァージニア・フォックス氏(共和党)が、「マシュー・シェパード殺害は強盗によるもの、彼がゲイだったからではない」「(シェパード事件を)ヘイトクライム法案を通す口実にし続けるのはでっちあげ」と発言、波紋を呼んでいる。

  

ヴァージニア・フォックス議員Virginia Foxx発言と報道(多すぎる)

ヴァージニア・フォックス、ノースカロライナ州下院議員

http://en.wikipedia.org/wiki/Virginia_Foxx

  

発言

I also would like to point out that there was a bill — the hate crimes bill that’s called the Matthew Shepard bill — it’s named after a very unfortunate incident that happened where a young man was killed, but we know that that young man was killed in the commitment of a robbery. It wasn’t because he was gay. This — the bill was named for him, hate crimes bill was named for him, but it’s really a hoax that that continues to be used as an excuse for passing these bills.

  

発言のビデオと記事

Rep. Virginia Foxx: Matthew Shepard Hate Crime a 'Hoax' (Video): Rep. Virginia Foxx believes Matthew Shepard’s death was a simple robbery, not a hate crime.(04/29/2009)

http://www.wowowow.com/politics/rep-virginia-foxx-matthew-shepard-hate-crime-hoax-280872

    

批判記事

  

Virginia Foxx: Matthew Shepard's Murder Not a Hate Crime - Washington Post (April 29, 2009)

http://voices.washingtonpost.com/sleuth/2009/04/virginia_foxx_mathew_shepards.html

  

GLAADブログの批判記事

Congresswoman Foxx Claims Matthew Shepard Hate Crime Murder Was “A Hoax” - glaadBLOG (April 29, 2009)

http://glaadblog.org/2009/04/29/congresswoman-foxx-claims-matthew-shepard-hate-crime-murder-was-a-hoax/

  

Crooks and Liarsの批判記事

Rep. Virginia Foxx Dishonored Matthew Shepard's Death and said it was a hoax (By John Amato)- Crooks and Liars (Apr 30, 2009)

http://crooksandliars.com/john-amato/rep-virginia-foxx-dishonored-matthew-sh

  

発言への謝罪

「言葉の使い方が良くなかった」と言うが、主張は撤回せず。

議場にいたシェパードの家族を「傷つけるつもりはなかった」と謝罪する。

Congresswoman calls gay death case a `hoax' - ABC11.com(April 30, 2009)

http://abclocal.go.com/wtvd/story?section=news/local&id=6788587

Foxx later called her comments "a poor choice of words" and said her comments didn't convey what she meant to say.

"Mr. Shepard's death was nothing less than a tragedy, and those responsible for his death certainly deserved the punishment they received," Foxx said.

  

EXCLUSIVE: Foxx Apologizes For Remarks: Congresswoman Said She Rushed, Regrets Comments - WXII12.com (May 2, 2009)

http://www.wxii12.com/politics/19344659/detail.html

"In the heat of trying to handle the rule on the floor, anybody can use a bad choice of words. Saying that the event was a hoax was a poor choice of words," Foxx said. "I've apologized for that. I never meant in any way to harm the family or offend the family or anybody else for that matter."

  

Foxx sends note of apology to gay man's mother: Congresswoman had faced anger for calling hate-crime label in 1998 killing 'a hoax' - Winston-Salem Journal (May 6, 2009)

http://www2.journalnow.com/content/2009/may/06/foxx-sends-note-of-apology-to-gay-mans-mother/news/

  

批判記事

BREAKING: Virginia Foxx Issues Second Non-Apology (by David Badash) - The New Civil Rights Movements(May 1, 2009)

http://thenewcivilrightsmovement.com/breaking-virginia-foxx-issues-second-non-apology/politics/2009/05/01/2251

  

David Neiwert(シアトル在住のフリー・ジャーナリストヘイトクライム問題について著作あり)の批判

Neiwertのブログは、ヘイトクライム法立法の一連の議論と、その中で行われてきたマシュー・シェパード事件への攻撃について詳しい。

Why Virginia Foxx's non-apology for smearing Matthew Shepard isn't enough - Orcinus(Sunday, May 03, 2009)

http://dneiwert.blogspot.com/2009/05/why-virginia-foxxs-non-apology-for.html

  

ヘイトクライム否定報道

フォックス議員が参照したのは、ABC20/20の2004年11月の報道

ABCのサイトから

New Details Emerge in Matthew Shepard Murder: Killers Talk About Crime That Shocked the Nation (Nov. 26, 2004)

http://abcnews.go.com/2020/Story?id=277685&page=1

  

かなり長い記事。終身刑で服役中の殺害者の1人Aaron McKinneyおよびKristen Price(McKinneyの当時の恋人)、Tom O'Connor(McKinneyの友人)らのインタビューから、事件はドラッグアルコールに酔ったRussell HendersonとMcKinneyの金目当ての犯行、シェパードがゲイだったからではないという結論を引き出している。

ヘイト・クライムと看做された原因は、(当時ホモフォビアを証言した)Priceが、「望まない同性愛的接近に動揺した結果ということにすれば、McKinneyに有利に運ぶと思った」からだという。

http://abcnews.go.com/2020/Story?id=277685&page=3

Price now says that at the time of the crime she thought things would go easier for McKinney if his violence were seen as a panic reaction to an unwanted gay sexual advance.

But today, Price tells Vargas the initial statements she made were not true and tells Vargas that McKinney's motive was money and drugs. "I don't think it was a hate crime at all. I never did," she said.

  

Matthew Shepard - en.Wikipediaのこの報道に関する一節。

http://en.wikipedia.org/wiki/Matthew_Shepard#ABC.27s_20.2F20_report

ABC's 20/20 report

In late 2004, ABC's Elizabeth Vargas reported on an investigation into the murder for the television program 20/20. Though Vargas primarily relied on personal interviews with people involved with the matter, the report was billed as exploring "New Details Emerging in the Matthew Shepard Murder."[3] At the forefront was the possibility that the murder had in fact been motivated by drugs rather than Shepard's sexual orientation. McKinney, Henderson and Kristen Price (McKinney's girlfriend) claimed in these interviews that the attack was a result of heavy drug use, a robbery and a beating gone awry.[3] Price, in her interview with Vargas, ultimately openly remarked: "I do not think it was a hate crime at all. I never did."[3] This statement contradicted Price's first interview with 20/20 in 1998, in which she said (of McKinney and Henderson's attack): "They just wanted to beat him bad enough to teach him a lesson, not to come on to straight people, and don’t be aggressive about it anymore.”[17] In the report, Price and McKinney's long-time friend Tom O'Connor, on whose property McKinney and Price once lived, both stated their belief that McKinney was bisexual. O'Connor stated that he and McKinney had sex in the past. However, when Vargas asked McKinney whether he had ever had a sexual experience with another male, he said that he had not.[3]

The 20/20 report also mentioned a statement by O'Connor that Shepard told him he was HIV-positive.[3]

Retired Police Chief of Laramie, Commander Dave O'Malley — who was also interviewed by ABC and criticized the 20/20 report — pointed out that the drug motive does not necessarily disqualify the anti-gay motive: "My feelings have been that the initial contact was probably motivated by robbery because they needed money. What they got was $20 and a pair of shoes ... then something changed and changed profoundly... But, we will never, ever know because Matt’s dead and I don’t trust what [McKinney and Henderson] said."[18]

  

Matthew Shepard Foundation、マシュー・シェパードの両親からの20/20報道に対する反論(November 24, 2004)

http://www.matthewshepard.org/site/PageServer?pagename=Press_Media_PR_2020_STATEMENT_112404

  

NYU graduate journalism programのウェブジャーナルにおける批判

Rewriting the Motives Behind Matthew Shepard’s Murder - Recount: A Magazine of Contemporary Politics(Dec 8, 2004)

http://journalism.nyu.edu/pubzone/recount/article/95/

  

David Neiwertの批判(非常に興味深い)

Matthew Shepard and hate crimes - Orcinus(Thursday, December 02, 2004)

http://dneiwert.blogspot.com/2004/12/matthew-shepard-and-hate-crimes.html

  

1999年裁判での「ゲイ・パニック・ディフェンス」

  

マシュー・シェパード殺害の裁判で、殺害者の1人McKinneyの弁護士は、McKinneyの子ども時代の同性による性的虐待が犯行の引き金になったとして、McKinneyの犯行を弁護しようとした。

これは「ゲイ・パニック・ディフェンス」として、活動家や法専門家に非難を浴びた。

弁護人は「ゲイ・パニック・ディフェンス」を使うつもりはない、と弁明しているものの、被告の犯行が「シェパードがゲイであること」に関係あると、(戦略的に)認めていたわけである。

しかしこの弁護は退けられ、McKinneyは第二級殺人の判決を受けた。

    

ゲイ・パニック」を用いたMcKinneyの弁護について

Quiet bombshell in Matthew Shepard trial: Judge Barton Voigt throws out the gay panic defense, gutting the case for a manslaughter conviction in place of murder.- Salon.com(Nov. 1, 1999)

http://www.salon.com/news/feature/1999/11/01/gay_panic/

  

Gay panic lite: The Matthew Shepard murder trial goes to the jury after the defense offers a modified version of its disallowed strategy.- Salon.com(Nov. 2, 1999)

http://www.salon.com/news/feature/1999/11/02/shepard/

  

ゲイ・パニック・ディフェンスに対する判決

Text of the "Gay Panic" Defense ruling in the Matthew Shepard Murder Trial - Court TV Online ( November 1, 1999)

http://web.archive.org/web/20080205180344/http://www.courttv.com/archive/trials/mckinney/gay_panic_ruling_ctv.html

  

McKinney裁判中のCNNの報道

ゲイ・パニック・ディフェンス」が受けいれられない様子を伝えている。

Judge may bar 'gay panic' defense in Wyoming beating trial - CNN.com(October 27, 1999)

http://edition.cnn.com/US/9910/27/shepard.trial.02/

McKinney's attorneys argued that they don't intend to present a "gay panic" defense but are merely trying to establish McKinney's state of mind at the time of the killing. They promised to present Voigt with research supporting their position.

  

McKinney裁判中のNewsweekの記事

殺されたシェパードを殉教者のように扱う裁判の流れにも批判的である。

The 'Gay Panic' Defense: The accused says he killed Matthew Shepard--in a rage triggered by memories of a childhood assault- Newsweek.com (November 8, 1999)

http://www.newsweek.com/id/90113

Will the "gay panic" defense work? Though the gambit often resulted in acquittals or reduced charges in the murders of homosexuals during the 1960s and 1970s, it has had less success lately.